加藤クリニック麻布東京院

条件というまでではありませんが、世界共通の身長と体重の理想的なバランスを示すＢＭＩ（ボディマス指数）は２２で、計算方法は体重kg÷（身長m×身長m）になります。２２より数字が大きくなればなるほど肥満度が高くなり、脂肪も多く蓄積されている可能性が高くなります。脂肪吸引では１度の治療で安全に脂肪を取り除ける量に基準がありますので、肥満度が高すぎてしまいますと脂肪吸引を行ってもあまり痩身効果がわかりずらくなってしまいます。あくまで参照値になりますが、ＢＭＩ値が３０以上の場合には食事制限などである程度、体重（脂肪）を落としてから治療をお受けいただいたほうがよろしいかと思います。

わきが治療を行っているクリニックの多くはガーゼテストといって、脇にガーゼを挟んで汗ばむまで待ち、その後ガーゼに染みついた汗を医師が臭いを嗅いでニオイの度合いを判定します。気になるようでしたら一度受診されてみてはいかがでしょうか。ニオイを抑える目的としての脇へのボトックス注射は度合いにもよりますが、汗量を抑える効果と比べて少し劣る傾向にありますので基本的にはお勧めしておりません。

ボトックス注射は汗腺の働きを一時的に（３～６ヶ月間）止める治療法になります。汗量の減少につきましては一定の効果が期待できますが、臭いの改善評価はいまひとつです。ミラドライは特殊なマイクロウェーブを照射することで汗腺を破壊する治療法です。脇の臭いと汗量の減少ともに一定の効果がありますので、臭いのお悩みとなりますとミラドライが適していると思います。

皮膚を切らずにマイクロウエーブ照射により汗腺を破壊するミラドライは、今までに機器のバージョンアップと照射方法に工夫が重ねられ、ワキガ臭の改善と汗量の減少効果がアップしております。また昨年、日本美容皮膚科学会でのミラドライ治療効果も良いスコアが発表されていました。剪除法といった外科的治療では体への負担も大きいため、現状ではワキガ・多汗症のお悩みにはミラドライをご提案しております。

涙袋形成の標準的な治療はヒアルロン酸注入になります。今まで極端に片方だけなくなってしまったという方はいらっしゃいませんが、元々ふくらみ具合などに左右差がある方の場合は、経過とともにヒアルロン酸が吸収されていきますと、段々と元の左右差が気になってくるということはあるかもしれません。