こけた頬の治し方。原因と対策を知って老け顔・疲れ顔の悩み解消

こけた頬の治し方。原因と対策を知って老け顔・疲れ顔の悩み解消

頬がこけると、実年齢以上に老けた感じに見えてしまいます。さらに、疲れているようにも見られがちですから、顔に起こる変化の中では、目元のくぼみやたるみと同様、なるべく避けて通りたいものです。しかし、こけてしまった頬を元に戻すのはたいへんなもの。鏡を見たときに違和感を覚えたら、すぐに予防策を取るようにしましょう。

えっ、そんな理由で?頬がこける原因は千差万別

目や鼻のように目立ちはしませんが、頬は顔の印象を決める大きなポイントです。ふっくらした頬はそれだけで若々しく、人柄まで柔和に見せます。頬がこけてげっそりしてしまうと、老けて疲れたように見えるばかりか、会った人に暗い印象を与えがちです。本当は明るい性格なのに、陰気そうに見られてしまうというデメリットもあります。

若い女性の中には「頬の肉付きが良すぎて、太って見えているのでは?」と悩んでいる人も多いでしょう。しかし、げっそりと肉の落ちた頬もまた、多くの人にとって悩みの種です。

頬がこける原因はいくつもあり、それによって対策も変わってきます。まずは、自分の頬がこけた原因を探すところから始めましょう。

【頬がこける原因】

・老化

年を取ると顔の筋肉が衰え、皮膚がたるんできます。それとともに顔の脂肪も垂れ下がってしまいますから、ふくよかだった頬がこけてくるのです。

・無理なダイエット

無理なダイエットをすると、その影響は顔にも表れます。「やせた」というより「やつれた」というレベルに。これは、栄養不足によるものですから、時として危険でもあります。

・ストレス

精神的ストレスのほか、不規則な生活サイクルも体に悪影響を及ぼします。その結果として「やつれた」、つまり頬がこけてしまったというケースです。

ほかにも、表情が乏しい人や口数の少ない人など、顔の筋肉をあまり使わない人も頬がこけやすいといわれています。また、「頬骨が高い」「顎の骨が曲がっている」「こめかみがくぼんでいる」など、骨格によって頬がこけて見えることもあります。

毎日やって自力で止める、頬こけを防ぐ2種類のエクササイズ

特に不規則な生活をしていないのであれば、頬がこける最も大きな原因は「加齢による筋肉の衰え」、つまり「老化」です。ですから、まずは「顔の筋肉の老化を防ぐ」、そして「頬の筋肉を鍛えて、ハリを取り戻す」ということを考えると良いでしょう。

そこでおすすめなのが、顔の筋肉のトレーニングです。口元と頬の筋肉を大きく動かすことで、頬の衰えを引き締め、ふっくらとさせることができます。トレーニング方法はいくつかありますが、簡単にできるものを2つご紹介します。

1. 空気玉エクササイズ

まず、口の中に空気を溜めて、頬をプクッとふくらませてください(口の中に空気の玉を頬張るイメージです)。この空気玉を、口の中で上下左右に動かしてみましょう。最初は数十秒程度にとどめ、少しずつ動かす時間を延ばしていきます。

このトレーニングは長時間行う必要はありませんが、毎日やることが大切です。頬の運動を習慣にして、老化を少しでも遅らせ、ハリのあるふくよかな頬をキープしてください。

2. スマイルエクササイズ

笑顔の口元を作るように、口角を引き上げる運動です。キュッと引き上げ、そのまま2〜3秒キープして元に戻す、これを数回繰り返しましょう。空気玉エクササイズと同様、回数は気にしなくてもかまいません。デスクワークをしながら、家事をしながら、思いついたときに3分、ないし5分程度でいいのです。その代わり、毎日実践するようにしましょう。

実際にやってみるとわかりますが、どちらも意外ときついエクササイズです。すぐに頬の筋肉が疲れてきますので、そのときはあまり無理せず、「ちょっと疲れた、筋肉痛になりそう!」と感じたところでやめるようにしましょう。

頬のこけを防ぎ、顔つきを改善するには、「頬の筋肉の衰えを防止して、さらに鍛える」ことが王道です。決して無理することなく、毎日少しずつトレーニングを重ねてください。

メイクとヘアスタイルでこけた頬をカバー!陰気な印象を吹き飛ばそう

「なんだか頬がこけてきたな…」と感じてからトレーニングを始めても、その効果はすぐには表れません。効果が表れるまでは、メイクやヘアスタイルを工夫して、こけた頬が目立たないようにしましょう。

頬がこけたときのメイクの基本は、明るく、ふっくらと見せること。顔立ちや目指すスタイルによって細かいテクニックは変わりますが、次の3つのポイントを押さえていれば大丈夫です。

1. 下地は自然に、明るめに

下地の段階から、全体的に明るいトーンを心掛けましょう。額と鼻、目の下などに「ハイライト」を入れてトーンアップするようにしてください。

なお、ハイライトと組み合わせることで、顔にメリハリをつけ小顔効果も期待できる「シェーディング」は、こけた頬の影を強調してしまうので避けましょう。

2. 全体をフラットなワントーンで

不自然ではない程度の明るめのファンデーションを使い、「ワントーン」でまとめましょう。このやり方は、健康的な顔の場合は平坦な印象に見えますが、頬がこけているときにはその影をカバーする効果が期待できます。

3. チークはピンク色を使う

膨張色で、しかも健康的に見えるピンク色のチークを、いつもより広めに入れていきましょう。くすみや影を隠して、若々しく健康的なイメージを演出できます。

ヘアスタイルは前髪がポイントです。アップにすると頬が余計に目立ってしまいますので、前髪を下ろしてイメージチェンジ!と同時に、全体的にボリューム感のある、ふわっとしたスタイルにすることで、こけた頬をカバーしつつ、華やかで柔らかい印象になります。

「今すぐ何とかしたい」ときは、美容整形も視野に入れて

さらに本格的な対策として、「美容整形」という選択肢もあります。頬をふっくらさせる「豊頬(ほうきょう)術」として、現在は直接「ヒアルロン酸や脂肪を注入する」方法が主流になっています。

・ヒアルロン酸注入法

ヒアルロン酸は人体にも含まれている成分で、安全性が高く、美容整形ではすでに広く使われている素材です。深いシワを埋める、鼻筋に注入して鼻を高くシャープにするなどの治療に使われています。このヒアルロン酸を頬にバランス良く注入して自然なふくらみを出し、フェイスラインをすっきりとさせるのです。

手術と違って短時間でできますし、麻酔を使うので痛みもさほど気にならないでしょう。ダウンタイム(日常生活が通常通り行えるようになるまでの時間)も短いので、比較的気軽に受けられるメニューとなっています。費用は注入量によって変化しますが、ヒアルロン酸の注射1本あたり50,000~10万円が相場です。

なお、この方法はたいへん手軽ですが、注入したヒアルロン酸は数ヵ月から2年ほどかけて体内に吸収されてしまいます。永続的な効果は望めませんので、頬が再び気になってきたタイミングで再注入する必要がある点にはご注意ください。

・脂肪注入法

自分の体内の脂肪を吸引し、頬に注入することでふっくらとさせる手法です。豊胸術で使われている技術を応用したものですが、自分の脂肪を使うためアレルギーなどの心配がなく、自然な仕上がりになるといわれています。注入する脂肪はお腹や太ももなど、ほぼ全身から吸引できますので、「お腹の脂肪を取ってウェストをすっきりさせ、頬に注入して若返りを図る」という、一石二鳥の手術も可能です。

難点は、脂肪の吸引と頬への注入がセットになりますので、施術に時間がかかること。また、費用も20万~60万円ほどと高額になります。人によって期間は違いますが、ダウンタイムも数週間は必要ですから、治療を受ける時期は慎重に決めましょう。また、ヒアルロン酸に比べると吸収されるスピードは緩やかですが、人によって、また脂肪を注入する場所や量によって持続期間が変わります。

実はまだある!美容整形クリニックの頬こけ治療法

こけた頬を改善する美容整形の手段として、頬以外の部分に手を入れる方法もあります。

例えば、頬骨が高い人の場合は、余分な頬骨を丁寧に削って低くするという方法があります。頬骨の「出っ張りが目立たなくなれば、頬との段差も目立たなくなる」というわけです。同様に、張ったエラを削ることで頬がこけて見える状態を解消できる場合もあります。いずれもフェイスラインを整える方法で小顔効果も期待できますが、大掛かりな手術ですから、副作用やリスクについて十分理解した上で受けるべきでしょう。

また、頬がたるんでこけて見える場合は、たるみを引き上げる治療を行うことで若々しさを演出します。おもな方法として、外科的に皮膚を引き上げる「リフトアップ」、皮下に糸を通して引き上げる「スレッドリフト(糸リフト)」、レーザー機器や赤外線機器で「肌を引き締める」方法などが挙げられます。もちろん、それぞれに一長一短がありますから、治療内容を理解した上で、適した治療を受けるようにしましょう。