リストカットの傷跡を消したい!リスカ痕を気にせず半袖を着る方法

リストカットの傷跡を消したい!リスカ痕を気にせず半袖を着る方法

リストカットやアームカットなどの自傷行為をしたことを後悔し、傷跡を消したいと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ことにリスカ跡は目につきやすいものですし、きれいに消すのは簡単ではありません。リストカットの跡を消す、隠す、あるいは目立たなくするためには、どのような方法があるのでしょうか?

リスカ跡は時間が経っても消えにくい

そもそも、私たちの体には自然治癒力が備わっています。呼吸や食事によって体内に入ってきた異物や細菌を排除するしくみを持っています。

また、ケガをして出血すると血が固まってかさぶたになり、その下で少しずつ皮膚が再生され、やがて元のような肌に戻ります。そのため、転んでできた膝のすり傷や包丁やナイフでできた指先の切り傷などは、時間とともに消えていき、目立たなくなっていくものです。

しかし、リスカの傷は赤く腫れ上がっていたり、あるいはケロイド状になったりしていることが多く、いつの間にかきれいに元どおりになることは期待できません。

いずれにせよ、手首や腕に残る傷跡は人目につきやすいもの。なんとかして目立たなくする方法はないのでしょうか?

リストカットの跡を隠すには?

最も手軽なのは、リスカ跡を隠すことです。傷跡が手首よりも肩に近い部分であれば、常に長袖のシャツを着ていれば問題ありません。リスカ跡であれば明るい色のシャツでも透けて見える心配はありませんし、夏でも麻のシャツなら見た目の違和感もありません。「UV対策なんだ」と言えば、多くの人は納得してくれるでしょう。

手首の傷は大きめのブレスレットや腕時計などで隠せば、とりあえず人目に触れることはありません。リスカ跡が多い場合や広範囲に傷跡が残っている場合には、薄手のリストバンドや包帯を巻いて隠すという方法もあります。

ただ、これらの方法ではファッションとの兼ね合いもありますし、いつも手首に包帯を巻いているというのは、それはそれで違和感があります。夏場だと蒸れてかぶれてしまうこともありますから、注意が必要でしょう。

コスメを使って傷跡を肌になじませる方法

傷跡のでこぼこが大きくなく、範囲も広くない場合には、コスメでカバーするという方法もあります。使うのはコントロールカラーとコンシーラーです。

・コントロールカラー

傷跡の色味に合わせてカラーを選びましょう。傷跡が赤くなっているときには反対色のグリーン系を、白っぽくなっているときはピンク系やイエロー系を使うのがポイント。リスカ跡の変色部分が周囲の皮膚の色となじんで、目立たなくなります。

・コンシーラー

腕は顔よりも肌の色が薄いことが多く、顔色を基準にコンシーラーの色を選ぶと、色が濃すぎてかえって浮いてしまうことがあります。顔用で使う色よりも、少し明るめの色を選ぶと良いでしょう。コンシーラーの中にはカバー力が強く、あざやタトゥーでもカバーできるアイテムもあります。

<傷跡の隠し方>

まずコントロールカラーを傷跡に塗り、下地を作ります。その上にコンシーラーをパッティングしてなじませましょう。厚塗りすると、かえって目立ってしまいますから要注意です。

アイテムによって価格には幅がありますが、大切なのは肌の色に合うかどうか、リスカ跡をきれいに隠せるかどうかの2点です。まずは安価な物で試してみてはいかがでしょうか。

このほか、小さなタトゥーを隠すための「ファンデーションテープ」という製品もあります。これは隠したい場所に貼りつける、肌になじむ色あいのフィルムです。防水性があり手軽に使えますが、傷のでこぼこが大きいと、かえって目立ってしまうことがあります。

市販の医薬品で時間をかけて傷跡を治療する

傷跡を治す方法としては、傷跡や火傷のケロイドを修復する薬を使う方法があります。ローションタイプ、ジェルタイプなどいろいろありますが、患部の炎症を抑えて代謝を良くし、皮膚の再生を促すという薬が多くなっています。赤みのある傷跡や火傷のようになった傷でも効果が期待できます。

使用する場合は、パッケージに記載されている1日の使用回数を超えないこと、肌に異常が起きたらすぐに中止することの2点を守ってください。医薬品による傷跡治療は長期戦となります。気長に続けましょう。

美容外科クリニックでリスカ跡を消す

美容外科クリニックでは、リスカ跡の修整治療を受けることができますが、傷の状態によってその治療法は異なります。それぞれの治療の内容を見ていきましょう。

・リスカ跡を別の傷に作り替える

リスカ跡を消すためのメニューとして代表的なのは「切除縫合術」です。これは、傷跡のある部分の皮膚を切り取って縫い縮める手術で、タトゥーの除去をはじめ、皮膚に残った傷跡を取り除くために使われます。

腕のように皮膚が伸びにくく、「大きく切り取って縫い縮める」という手術がしにくい部分の施術に向いています。きれいに仕上がるかどうかは傷跡の状態次第で、場合によっては何回かに分けて手術をすることもあります。

ただし、手術で皮膚を切開すれば必ずその跡は残ります。とはいえ、リスカの傷跡は誰が見てもそれとわかりますから、ガラスで切ったような傷にしたり、わざと縫合跡を残して古い外科手術の跡のように見せたりするのです。

・傷跡周辺の皮膚を薄く削り取る

「アブレーション」と呼ばれる手法です。肌の表面を特殊な医療機器でごく薄く削り取り、肌を再生させます。傷跡が広範囲にある場合に効果的といわれています。火傷を負ったような傷跡になりますが、月日が経つにつれて目立たなくなっていきます。

・レーザーで皮膚再生を促す

多くのクリニックで使われているのが「フラクショナルレーザー」です。とても細く、高密度のレーザー光線の束を使って、皮膚表面に目に見えないほどの細かい穴を開けます。すると、その熱の刺激によって皮膚がキュッと引き締められ、同時に皮膚の再生が促されて、傷跡が修復されていきます。

皮膚を傷付けることにはなりますが、外科手術ではありませんので痛みが軽いのも大きなメリットです。ただし、1回の治療ですぐに効果が表れるものではありませんので、月に1回程度のサイクルで、半年ほどの治療が必要とされています。

クリニックによっては、まず外科手術で傷跡を取り、その後フラクショナルレーザーで手術跡を目立たなくさせるという、二段構えの治療を行うところもあります。

美容整形クリニックには行きにくい…という方へ

リストカットの跡を消すため、または目立たなくさせるための手段として美容整形のクリニックを挙げると、多くの人が「行きにくいな」と感じてしまうようです。「いろいろ質問されるんじゃないか?」「変な目で見られるのではないか?」と考えてしまうのも無理ありません。ただ、クリニックのドクターやスタッフは、毎日たくさんの悩みを持った人々と接していますから、変に身構えたり、気後れしたりすることはありません。

それに、「リスカの跡を消したい」と考えることができる人は、その時点ですでに精神的に立ち直っていることが多いもの。ですから、ドクターにしても今さら「なぜリスカしたの?」と質問することは、まずありません。

手首や腕の傷跡はとても目立つものです。しかし、その傷跡を隠したり、消したりする方法はいくつかあります。まずは手軽にできる方法を試してみて、自分に合った方法を探してみましょう。傷跡を気にしなくてもいい毎日を、ぜひ手に入れてください。