【片目だけ二重まぶたでお悩みの方へ】両目をパッチリ二重にする方法とは?
右目はきれいな二重なのに、左目は重苦しい一重まぶた。こうしたアンバランスに悩んでいる人は、意外と多いものです。左右の違いがあまりに大きいと、見た目の印象も良くありません。どうしてこのようなことが起きるのでしょうか?そして、うまく治すにはどうすれば良いのでしょうか?
実は少なくない、左右の目のアンバランス
一見すると左右対称に見える人の顔ですが、鼻を中心にして左右を比べてみると、実はかなりの違いがあるものです。眉の位置や鼻の形、唇の厚さや口角の角度、それにフェイスライン…。鏡をよく見ればわかりますが、顔の右側と左側では、ずいぶん細かいところが違うのです。
こうした違いはごくわずかなものですから、気にする人はほとんどいないでしょう。それでも、目元のアンバランスとなると話は変わります。目は顔の中でも目立つ部分ですから、それだけ人から注目されやすい部分です。毎朝のメイクはもちろん、ふと鏡を見たときに、気になってしまう人も多いのではないでしょうか?
まぶたがアンバランスになる理由は?
日本人の7割は一重まぶたといわれています。まぶたが一重か二重かはまぶたの厚みによって決まり、薄ければ二重に、厚ければ一重になる傾向が強いのです。
一重になるか二重になるか、そのボーダーラインぎりぎりのまぶたの厚みを持つ人は、時として「右が二重で左が一重」ということになってしまいます。まぶたの厚みがどのくらいになるかは「遺伝的要素」が大きいのですが、ほかにも、以下のようなことが原因で、左右のまぶたに違いが表れることがあります。
(1)片目だけを使いすぎる
目にも「利き目」というものがあります。利き目ばかりを使いすぎることで、筋肉の発達や脂肪の付き方に差が生まれ、アンバランスが起こることがあります。
(2)疲労などによる血行不良やむくみ
PCやスマホを長時間使うなどして目が疲れると、目の周囲の血行が悪くなったり、むくんだりすることがあります。すると、二重まぶたが一重になってしまう、ということが起こります。「お酒を飲むと一重になってしまう」という場合も、同様の理由によるものです。
(3)寝るときの癖など、物理的な理由
うつぶせに寝る癖があると、眠っているあいだに枕や布団に顔を押し付けたり、こすったりしてしまうことがあります。これが日常的になると、まぶたに癖がついてしまい、左右のアンバランスにつながることがあります。
このように、意外なことが原因でまぶたのアンバランスは起きてしまいます。どれもこれも、知らないうちにやってしまいそうなことばかりですから、注意が必要です。
まぶたのアンバランスはどうやって治す?
まぶたのアンバランスを解決するためには、多くの場合「一重のまぶたを二重にしてバランスを取る」ことになりますが、その方法は以下のようにいろいろと考えられます。
・マッサージで目元をリラックスさせる
・アイプチやアイテープで二重にする
・メイクで二重のラインを作る
・美容整形で二重にそろえる
なお、まぶたのアンバランスが一時的なものかどうかで、対処法も変わります。自分に一番合った方法を見つけてください。
意外とあなどれないマッサージパワー
目の使いすぎによる「疲れ」「血行不良」「むくみ」などには、マッサージがおすすめです。
【すぐにできる目のマッサージ】
STEP1 両眼を閉じた状態で、眼球を上下左右に動かす
STEP2 目頭を指先でキュッと押さえて離す
STEP3 眉頭を指で押さえ、そのままこめかみに向けて指をずらす
STEP4 目尻とこめかみのあいだのくぼみを、指先でもみほぐす
目の周囲の皮膚は薄いので、決して力を入れすぎないように、優しくマッサージしましょう。温熱効果を利用したアイパックを併用すれば、さらに効果的です。目の疲れが取れて血行が促進されると、まぶたのアンバランスの解決につながります。
アイプチやテープできれいな二重まぶたに!
「いつも片目だけ二重まぶた」という人には、やはりアイプチやアイテープがお手軽です。きれいなラインを作るには少し練習が必要ですが、慣れてしまえば一番確実な方法でしょう。ただし、うまくできないと目元が引きつって見えるなど、ラインが不自然になってしまいます。初心者は人に会う心配のない休日に練習をして、自然できれいなラインが作れるようになってからアイプチデビューしましょう。
なお、まぶたは元々皮膚が薄く、とてもデリケートな部分です。そのため、市販されているアイプチやアイテープは、肌に優しく、刺激が少ないように作られています。それでも体質によっては肌に合わないこともありますし、毎日使っているうちに皮膚がかぶれる、または腫れてしまうこともあります。そのようなときは決して無理をせず、しばらく使用を控えるようにしましょう。
メイクで「フェイク二重」を作る!
アイプチやアイテープで肌がかぶれてしまう人は、「メイクで二重のラインを作る」という方法もあります。アイライナーで二重のラインを描き、うまくシャドウでぼかすと、パッと見ではわからない「フェイク二重」が出来上がります。普段から行っているメイクの延長ですから、まぶたのかぶれや腫れの心配はありませんが、手間と時間がかかるのが難点です。
また、二重まぶたを「作る」のではなく「描く」方法ですから、間近で見られるとばれてしまうでしょう。変身効果を望むのではなく、「どういう見え方になるのかな?」という意識で試してみるといいでしょう。
確実な効果を狙うなら、整形が一番!
アイプチやアイテープは面倒で、肌のトラブルも避けたい。そういう人には、やはり「整形」が一番確実な対処法です。美容整形の二重まぶた形成手術は手軽に受けられることから、数ある整形メニューの中でもトップクラスの人気を誇っています。
もちろん、一度手術を受ければ、アイプチやアイテープのように、毎日のお手入れが必要ありませんし、その効果も永続的です。お風呂や洗顔、プールなどでもきれいな二重まぶたがキープできます。
ちなみに、「片目二重」を整形で解消するときは、「一重まぶたを二重にして施術終了」という手術が一般的ですが、両方とも手術して「ラインの整ったきれいな二重にそろえる」という方法もあります。
二重まぶたを作る美容整形の種類と方法
二重まぶたはスカートのプリーツのように、上まぶたの皮膚が「ヒダ」になった状態です。美容整形では、「埋没法」と「切開法」のいずれかを使って、このヒダを形成します。
(1)埋没法
上まぶたにヒダを作り、その状態でまぶたの3〜5ヵ所ほどを手術用の極細の糸で縛って、固定してしまう方法です。手術はまぶたの内側から行いますので、肌の表面に跡が残ることはありません。両眼を手術しても10分程度と短時間で終わります。手術当日から「洗顔もシャワーもできる」ケースが多く、ダウンタイム(通常どおり日常生活が行えるようになるまでの時間)が短いというメリットがあります。
(2)切開法
二重のラインに沿ってまぶたの皮膚を切開して縫い縮め、ヒダを作る手術です。上まぶたの脂肪も同時に取り去りますので、まぶたの脂肪が多い人に適した方法です。切開するため腫れが長く残りますが、埋没法と比べた場合、永続性は格段に高いといわれています。
どちらの手術法が適しているかは、まぶたの状態やあなた自身の希望によっても変わってきます。ドクターと十分に相談して決めるようにしましょう。
美容整形のデメリットは?
きれいに整った二重まぶたを実現できる美容整形ですが、デメリットがないわけではありません。
(1)トラブルのリスクはある
手術はあくまでも医療行為です。失敗やトラブルのリスクは、ゼロではありません。とはいえ、その可能性はかなり低いものとなります。
(2)費用がかかる
片目だけの場合、埋没法で5〜10万円。切開法では10〜15万円ほどかかります。それでも、アイプチやアイテープの手間とコストを考えると、長い目で見れば安上がりかもしれません。
(3)ダウンタイムが必要
埋没法では3〜4日程度、切開法では1週間後の抜糸前後まで腫れが残ります。切開法は特に腫れが強くなりがちですから、手術のタイミングを計る必要があります。
(4)元に戻る場合がある
埋没法では「手術から数年後、糸が抜けて元に戻ってしまった」ということが起こりえます。このようなときは再手術を行い、改めて二重まぶたにするしかありません。
リスクやデメリットもある美容整形ですが、「一度受けてしまえばそれでOK」というのは大きなメリットです。鏡を見てため息をつくこともなくなり、日々のケアからも解放されることは、魅力的な選択肢といえるでしょう。
しかし、二重まぶたに限らず、初めに「どのような仕上がりにするか」をドクターと十分に話し合うことが大切です。このことをおろそかにすると、「思っていた仕上がりと違う!」ということにもなりかねません。美容整形を受けるときは、特に注意してください。