小鼻の毛穴ケアはこれで決まり!鼻の角栓や黒ずみを取り除いて綺麗に
男女を問わず気になる、小鼻の毛穴の開き。角栓が詰まってブツブツになったり、汚れが黒ずんで見えたりと、そのせいで「至近距離で肌を見られたくない」という人も多いのではないでしょうか?
今回は、小鼻の毛穴ケア方法についてご紹介します。
毛穴トラブルの原因とは?
小鼻は顔の中でも毛穴が多い部位で、皮脂の分泌も活発です。そのため、ケアを怠っていると角栓が詰まって黒ずんでしまったり、毛穴が大きく開いたりして、とても目立ってしまいます。
どちらの場合もセルフケアで改善することはできますが、それにはまず、それぞれのトラブルの原因を知っておくことが必要です。
・毛穴が黒ずむ原因
肌表面の角質がうまくはがれず、毛穴の中に落ち込んでしまうと、毛穴の中で皮脂と混ざり合って毛穴を詰まらせる「角栓」になってしまいます。
そのまま放置しておくと毛穴に詰まった皮脂が酸化して、それが黒ずんだ毛穴となって目立ってしまうのです。
・毛穴が開く原因
毛穴の内側には皮脂腺が開口しています。ここから分泌される皮脂の量が多いと、それによって毛穴が押し広げられ、毛穴が開いて目立ってしまうことになります。毛穴の大きさや皮脂の分泌量は遺伝的な要素が大きいとされますが、日々の習慣やケア方法によって改善することができます。
詰まった角栓や開いた毛穴は、そのまま放置しておいても元どおりにはなりません。まずは自宅でできるケアから試してみましょう。
今日からできる角栓セルフケア
角栓対策として多くの人がやっているのが、「指先でギュッと押し出す」ことではないでしょうか。確かにこの方法は手軽ですが、肌表面はもちろん、周辺の組織にもダメージを与えるため、あまりおすすめできません。肌への負荷がなるべくかからない方法で行いましょう。
・鼻パック
「しっかり角栓が取れる感」が強いためか、愛用する人が多いようです。しかし、肌表面の角質を無理やりはがすことになりますから、あまり頻繁に行うと肌を傷めてしまいます。使用はターンオーバーに合わせて月1回程度にとどめ、鼻の皮膚のダメージを抑えるようにしましょう。
・角栓クリーナー
細い棒の先端にループ状のワイヤーなどがついた角栓用のケアアイテムです。これを肌に押しあてると、無理なく角栓を取り去ることができます。ただし、力任せは禁物!やさしくケアしてあげましょう。
・クレンジングブラシ
泡立てたソープやクレンジング剤で、小さく円を描くようにブラッシングしていきましょう。皮膚表面から頭を出している角栓なら、この方法でかなりきれいに取り去ることができます。
角栓ケアは、蒸しタオルをあてたり、半身浴で汗をかく程度に体を温めたりしたあとに行うと、毛穴が開いて角栓が取れやすくなります。角栓を取り除いたあとは忘れずに保湿ケアをして、毛穴の乾燥を防ぎましょう。
大きく開いた毛穴、自分でなんとかできる?
次に、開いた毛穴のセルフケア方法をご紹介します。毛穴が開くおもな原因は皮脂の過剰分泌なので、皮脂を抑えるケアが中心になります。
・こまめな洗顔
余分な皮脂を取り除くには、まず洗顔を見直しましょう。しかし、洗顔のしすぎはかえって肌を傷めますから、肌のコンディションを見ながら、1日2回程度にとどめておきましょう。
・ビタミンC誘導体配合化粧水
ビタミンC誘導体は肌につけるとビタミンCに変化し、さまざまな作用があります。肌にハリを与え、毛穴を引き締めて目立たなくするといわれています。
・保湿ケア
過剰な皮脂の分泌を抑えるためには、肌を乾燥させないことが大切です。セラミドをはじめとする保湿成分が配合された美容液で、保湿ケアを行いましょう。特に、洗顔のあとには忘れずに。
開いた毛穴のセルフケアは、効果を実感するまでに2~3ヵ月の時間がかかります。毎日続けることが大切ですから、焦らずじっくり取りかかりましょう。
クリニックでできる毛穴治療
美容皮膚科や美容整形クリニックでは、毛穴治療のメニューが用意されています。それらは「角栓を取り去る」とか「開いた毛穴を引き締める」といった単独の対処ではなく、より総合的なスキンケア治療の一環として行われることが多いようです。
クリニックでは、家庭では使えない治療機器や薬剤を用いて、専門家である医師が治療にあたりますから、その効果も段違い!費用はかかりますが、確実な結果を望むなら有力な選択肢のひとつとなるでしょう。
【クリニックでできるおもな毛穴治療】
・治療機器を使うもの…レーザーや高周波機器など
・薬剤を使うもの…イオン導入による肌への浸透やケミカルピーリングなど
どのような治療法がいいかは、肌と毛穴の状態によって変わってきます。もちろん、メニューによって料金も違います。まずは診察を受けて、自分自身の毛穴の状態を知り、医師と相談しながら治療方針を立てるといいでしょう。
クリニックならではのマシン治療
クリニックでは、さまざまな治療機器を使った毛穴治療を行っています。ここでは、代表的な方法を2つご紹介します。
・レーザー機器「フラクセル2」
「フラクセル2」は、美肌治療用のレーザー機器です。直径0.03~0.05mmの超微細なレーザー光線を、1平方センチメートルあたり1,000~2,000発という高密度で皮膚に照射して、肌の表面に非常に小さな穴を開けていきます。その刺激によって新たな細胞の生成が促され、それが皮膚の表面にまで押し上げられることで、肌の若返りを図ります。
「肌を貼り替えるような感覚」と形容されることもあり、毛穴の悩みをはじめ、ニキビ跡やシミの解消、小じわ・たるみの改善などの肌トラブルに対応できます。
1回の施術の所要時間は30分ほどで、施術前に麻酔クリームを使いますから、熱さや痛みの心配はほとんどありません。月に1回のペースで、5回程度の施術を行うのが一般的なようです。ただし、効果の高さのためか費用も高めで、顔全体の施術で1回につき10~15万円程度かかります。
・高周波機器「eマトリックス」
「フラクセル2」がレーザーを使うのに対し、「eマトリックス」は高周波を点状に照射する治療です。高周波による熱エネルギーを狙った深さにまで届かせ、肌の深部から刺激を与えることで、毛穴のほかニキビ跡の修復、たるみの改善、それによる小顔効果などが期待できます。
また、肌を引き締めるタイトニング効果が高く、1回の施術で効果を実感できることも多いとされますが、ニキビ跡の修復は一般的に月1回のペースで3~5回程度の施術が必要となります。
費用は顔全体で1回10万円前後ですが、部分的な施術であれば、さらに安い価格を設定しているクリニックもあります。
これらの照射系の治療はダウンタイム(施術してから回復するまでの期間)が短く、術後にメイクもできるというメリットがありますが、人によっては肌に赤みが出ることもあります。しかし、アイスパックなどで冷却すれば、数十分ほどで引いてしまいますので、さほど心配はいりません。
家庭用とはまったく違うクリニックの治療効果
毛穴の詰まりを解消するには、ケミカルピーリングが効果的です。また、毛穴の開きを改善するには、ビタミンCのイオン導入が有効です。これらのメニューは、多くのクリニックで用意されています。
ケミカルピーリングやイオン導入は、一般向けに多くの製品が販売されているため、使ったことがある方も多いでしょう。しかし、クリニックで使われている物は、もちろんすべて医療用のレベルです。薬剤の配合成分や濃度は市販の物とは段違いですし、イオン導入器もプロ仕様です。それぞれコストはかかりますが、セルフケアの結果にどうしても満足できないという方は、クリニックでの本格的なケアを試してみてはいかがでしょうか。
最適な治療法は一人ひとりすべて違う
今回ご紹介した以外にも、顕微鏡を使って毛穴の中を直接掃除するといった、クリニックならではの毛穴治療法があります。そうした例外を除けば、「毛穴ケア専用の治療」というものはありません。あくまでも美肌治療の一環であり、毛穴にも効果があるというメニューがほとんどです。
クリニックの美肌治療にはとても多くの種類があります。どれを選べばいいのか、迷うのも無理ありません。あなたの毛穴の状態に合った治療法こそが、あなたにとって最適な治療法なのです。
クリニックの医師は、あなたの悩みをいっしょに解決してくれるパートナーです。納得いくまで相談して、ベストな治療法を選択するようにしてください。