【PRP皮膚再生療法】安全で自然な仕上がり。本来の意味で肌の若返りを目指す

自分自身の血液で素肌を活性化。話題のPRP皮膚再生療法とは?

アンチエイジングは女性の永遠のテーマなのでしょう。日常でも語られることが多く、ホームケアから専門医の施術まで、様々な方法が話題になります。なかでも今注目を集めるのがPRP皮膚再生療法。自分自身の血液を採取し、その中から血小板を多く含む血漿成分(PRP)を取り出して培養、それを注射で体内に再度取り入れるという療法です。

血小板にはコラーゲンやヒアルロン酸を増やし、老化した皮膚を細胞レベルで再生させる成分が含まれています。加齢によって弱ったその働きを補うために、培養したPRPを注入することで、肌に若い頃のような自己再生能力が備わる。つまり本来の意味での若返りが可能とも言われています。

自身の血液を使うため副作用が少なくて安全。自己再生能力そのものを高めるので、効果が長もちするのが特徴です。入院や特別な安静などを必要としない手軽さも魅力です。

(1)注入時

気になる部位にPRPを注入。

(2)2週間~半年後

PRPが様々な有効成分を放出し、細胞を増殖、修復していきます。

(3)1年以降

コラーゲン、ヒアルロン酸などが増えることで皮膚が再生。肌が若返ります。

【メリット】

●自然さ

自己再生能力が活性化することで若返るので、仕上がりが自然。急な若返りで人に気づかれることはありません。

●安全さ

自分の血液を使うので安全。副作用などの心配がほとんどありません。

●手軽さ

採血をし、注射でそれを戻すだけ。短時間ですみ、入院などは必要ありません。

●持続性

肌自体が若返るので、効果が1年以上、長ければ数年続きます。

【デメリット】

●即効性がない

ヒアルロン酸なら注入後はすぐに効果が見て分かりますが、PRPは自身の肌が再生してくることで効果が実感できるため、通常、注入から効果の実感まで2週間程度の時間がかかります。

●劇的な効果が期待しにくい

PRPの効果は、明らかに変わったと分かるというものではありません。自然な形で徐々にハリやツヤが出てきて「なんだか肌がイキイキしてるみたい」というように感じるのが一般的です。

こんな部位に…

一般的な治療の流れ

(1)カウンセリング
(2)採血
(3)PRP培養(通常1週間程度)
(4)培養後来院し、状況に応じて部分麻酔
(5)PRP注射
(6)所定の後日、経過診察

●ビフォアアフター(48歳女性)

目元の皮膚は人体の中で最も薄いため、ダメージが出やすい場所。画像はちりめんジワとくまに悩み、2cc採血のPRP治療を1回行った患者の例です。目立っていた下眼瞼領域の細かいシワとくまが注入後1カ月でかなり改善。注入後の変化もゆっくりで周囲に気づかれにくく、マイナス5歳を目指すのにぴったりです。

教えてくれたのは…

加藤クリニック麻布 総院長
加藤一実先生

肌本来の再生を促すPRP皮膚再生療法は、自然な形でのアンチエイジングに有効な手段と言えるでしょう。ただし、PRPと名がつけばなんでも安全でよいものとは限りません。新技術だけに実証中のこともあります。カウンセリングをしっかり受け、心から信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

加藤クリニック麻布東京院
東京都広尾・恵比寿・白金
診療科目: 美容整形/美容外科/美容皮膚科