【医療脱毛】季節を問わず気になるムダ毛。安心の医療脱毛ですっきりツルピカ肌に
自己流お手入れは肌に負担かも。ムダ毛や多毛の根本的な解消方法は?
薄着の季節だけでなく、生活スタイルの変化やファッションの流行によって、一年中腕や脚を露出する機会はあるもの。そこで気になるのが「ムダ毛」。自己処理だとカミソリでうっかり切り傷をつくったり、毛抜きで抜いたら赤く腫れてしまったりなど、手軽な一面がある一方で、肌に負担をかけてしまう可能性もあります。
医療脱毛という言葉の通り、脱毛は医療行為です。半永久的にムダ毛が生えないようにするためには「毛を成長させる元=毛乳頭」にダメージを与える必要があります。
そのための最もポピュラーな方法が「医療レーザー脱毛」です。
レーザーは黒いものに反応して効果を発揮します。その性質を利用し、皮膚の中に隠れている毛根部にレーザーを届けることで毛の元を破壊します。毛の成長には「毛周期」というサイクルがありますが、その周期は体の部位や体質などによってまちまちです。毛周期に合わせて複数回施術をすることがムダ毛の処理には効果的です。肌の色や毛の質・量などによってはレーザーではなく針脱毛が向く場合もあります。自分に合う脱毛方法はなにか、クリニックで相談してみましょう。
医療レーザー脱毛の前に注意することは?
医療レーザー脱毛を受ける前に必ずしなければいけないことは、肌表面のムダ毛をカミソリで丁寧に処理することです。クリニックによっては有料でシェービングを行うところもあります。
レーザーは黒い色に反応するため、肌表面の毛をそのままにして照射すると、その部分にヤケドを起こします。あくまで皮膚の中の毛乳頭にダメージを与えることが重要です。そのため逆に、医療レーザー脱毛の前に、毛抜きや脱毛ワックスなど毛根ごと抜き取る脱毛をしてはいけません。レーザーを当てても反応しなくなってしまうからです。
また、日焼けしたり色素沈着を起こして黒くなったりした肌は、レーザーの種類によっては施術を受けられない場合もあります。カウンセリングで確認しましょう。
部位によって違う毛の成長サイクル
表面に出ている毛の下には、皮膚の中で次の毛が伸びる準備をしています。毛周期は部位、年齢や体調、環境などによって変わります。
●髪
10日間で3.4ミリ伸び、毛周期は長め。3.4年で抜け落ち、4ヵ月程度で新しい毛が生えてくる。
●顔
まつ毛や眉毛は伸び方は遅いけれど、生え変わりのサイクルが3.4ヵ月と早め。あごや口のまわりの毛は成長が早い。
●わきの下
10日で3ミリ程度伸びる。抜いた毛穴から4ヵ月程度で次の毛が生えてくるので、医療脱毛ではそのサイクルに合わせ3.4ヵ月ごとに通院。
●背中
おもに産毛で毛周期が長めのため、処理と処理の間も長めなのが一般的。
●ビキニライン
10日で2ミリほど伸びる。毛の向きや生え方が一定ではなく、個人差も大きい部位。肌もデリケートなので自己処理には特に注意が必要。
●手・脚
毛周期は一般的に4.5ヵ月。1本の毛の寿命は長め。
毛周期とは?
1本の毛が生え変わるまでのサイクルのこと。多数の毛がそれぞれのサイクルで「生える」→「成長する」→「抜ける」を繰り返しいるため、今現在肌の表面から出ている毛は、全体の10~20%ほどと言われています。
【成長期】毛根の細胞分裂が活発で毛が伸びる。
【進行期】毛根の細胞分裂が弱まる。
【休止期】細胞分裂が止まり、やがて自然に毛が抜ける。
【医療脱毛の種類】クリニックで受ける脱毛施術は〈レーザー〉と〈針(電気)〉に大別されます
医療レーザー脱毛
レーザーは波長によって特定のものに反応します。医療の現場ではアレルギー性鼻炎や緑内障、外科手術など、それぞれに対応する波長のレーザー光を出す機械が治療に使われています。体毛の黒い色(メラニン色素)に反応する波長のレーザーを利用するのがレーザー脱毛で、黒い毛根の組織を破壊することで毛が生えないようにします。
医療レーザー脱毛に使われる主な脱毛機器は、主に3種。
●ダイオードレーザー
●アレキサンドライトレーザー
●ロングパルスヤグレーザー
その他、肌の色や毛量、毛質、脱毛したい部位によって適したレーザー機器が異なります。痛みの感じ方や効果の出方にも個人差があり、照射するドクターの熟練度によっても差が出ることがあります。
ダイオードレーザー | アレキサンドライトレーザー | ロングパルスヤグレーザー | |
---|---|---|---|
痛み | 少ない | 少ない | 少ない |
特徴 | 広い部分に照射可能 | 冷却しながらスピーディー照射。ジェルも不要 | 波長が長く深部まで届く。色黒や濃い毛もOK |
主な対応部位 | ほぼ全身。産毛のような細い毛にも対応 | ほぼ全身 | ビキニライン。男性の濃いヒゲなど |
ダイオードレーザー | |
---|---|
痛み | 少ない |
特徴 | 広い部分に照射可能 |
主な対応部位 | ほぼ全身。産毛のような細い毛にも対応 |
アレキサンドライトレーザー | |
---|---|
痛み | 少ない |
特徴 | 冷却しながらスピーディー照射。ジェルも不要 |
主な対応部位 | ほぼ全身 |
ロングパルスヤグレーザー | |
---|---|
痛み | 少ない |
特徴 | 波長が長く深部まで届く。色黒や濃い毛もOK |
主な対応部位 | ビキニライン。男性の濃いヒゲなど |
針脱毛(絶縁針脱毛・電気脱毛)
針を毛穴に差し込み電気を流して、1本ずつ毛根を焼くことで毛の成長を止める脱毛方法です。「ニードル脱毛」や「ETL脱毛」などと呼ばれることもあります。レーザーと違い黒い色に反応するわけではないので、白髪の脱毛や日焼けした肌の脱毛も可能です。 針を使用するので痛みが心配ですが、麻酔を用いて行うことがほとんどなので、カウンセリングの際に確認してみましょう。衛生面に配慮して、針は個人専用のものを使用するのが一般的です。
脱毛効果が最も高いと言える方法ですが、 1本ずつの施術になるため時間制で行っているクリニックが多いです。
【Q&A】脱毛の気になることお答えします!
自宅で永久脱毛は可能ですか?
難しいでしょう。「永久脱毛が期待できる」とうたった製品もありますが、実際に毛の生える仕組みを考えた時、薬剤や自宅で使える機器で永久的な効果を出すのはムリがあります。自宅での処理はあくまでケアと考えましょう。
脱毛に向く季節は?
医療脱毛は、1部位5~6回程度の施術で終了するのが一般的です。毛周期を考えると、2ヵ月に1度程度の通院をすすめられることが多く、通常3回目くらいから脱毛効果を感じられるようになります。肌の露出の多い夏までに効果を出したい場合、秋、または初冬から通院をはじめたいもの。夏の日焼けや肌疲れが落ち着いたらスタートするのがおすすめです。
わきの脱毛でわきがが治ることがあると聞きましたが…
わきの清潔を保ちやすくなるので、ニオイが軽減することがあります。ただし、医学的なワキガの症状自体が、脱毛で治ることはありません。
医療脱毛のメリットは?
脱毛サロンなどと比較すると施術回数が少なくすむこと、また医療レーザー脱毛に使われる機器は資格を持った医師しか扱えないものであり、施術前に肌の状態を確認してくれることなどが挙げられます。また万が一、脱毛後に皮膚トラブルになった場合もしっかりと対応してくれるため、安心感もあります。そもそも医療脱毛の機器は、リフトアップや美白効果などを目的としたフォトフェイシャルに使われていたものもあり、美肌効果が得られることがあります。
永久脱毛は本当に可能ですか?
クリニックの施術であれば十分可能です。ただし、施術者の技術によって効果が左右されることも。信頼できるクリニックを選ぶことがポイントです。また、全身を永久脱毛したいという場合は、各部位に合う方法を併用し、時間をかけることも必要になります。
脱毛施術中は自己処理できない?
医療レーザーの場合、剃るだけならOKですが、毛を抜いた状態では効果が出ません。絶縁針は、毛をある程度伸ばして施術するのが一般的です。