薄い唇、たらこ唇を治したい…メイクや整形で理想の唇になるには?
女性にとって、目と並ぶ顔のチャームポイントが唇です。それだけに、色や形、厚さなどで悩む人は少なくありません。魅力的な唇を手に入れるには、どうしたらいいのでしょうか?今回は「唇が薄い」「唇が厚い」といったコンプレックスを解消するための方法を紹介します。
ふっくら柔らかな唇は女性の憧れ
唇で人の印象は大きく変わります。細めで引き締まった唇はクールで知的なイメージがありますし、ふっくらとした唇は女性らしい優しさを感じさせます。口角の上がったアヒル口は愛らしい雰囲気をかもし出し、小さな唇は慎ましやかで控えめな印象になります。
このように大きく印象を左右するからこそ、唇の形や色にコンプレックスがある人も多いのです。
【よくある唇のコンプレックス】
・乾燥してひび割れてしまう
・色が黒ずんでいる
・唇が薄くて、薄情そうに見える
・唇が厚くて、重たく見える
・笑うと唇がめくれて、歯茎が見えてしまう
こうした唇のコンプレックスを解消するには、どんな方法があるのでしょうか?ひとつずつ見ていきましょう。
唇の乾燥・黒ずみは、日々のケアで改善できる
唇は粘膜と皮膚との中間のような存在で、皮脂腺がなく、メラニン色素がほとんどありません。つまり、表面をガードするものがほとんどない無防備な状態です。しかも、体のほかの部位の皮膚と比べると角質層が薄く、デリケートで傷みやすい部分です。
一方で、ターンオーバーの周期が3~4日と短いため、きちんとケアをしてあげれば回復は早い、という特徴があります。
そのため、唇が荒れやすい人は、とにかく保湿ケアを行いましょう。乾燥しやすい冬はもちろん、夏でもエアコンの利きすぎなどで乾燥にさらされることは多いものです。いつもバッグにリップクリームを忍ばせ、潤いケアに努めましょう。
夜は洗顔後にオイルで優しくマッサージして、唇用美容液をつけてからラップでパックしてみてください。10分ほどおくと、ぷるぷるの唇になりますよ。
また、唇をなめると水分が蒸発してしまい、いっそう乾燥が進んでしまいます。唇をなめる癖のある人は注意しましょう。
「唇の色が薄い」「黒ずんでいる」と悩んでいる人も多いと思いますが、これには個人差がありますから、あまり深く悩まなくても大丈夫です。なじみが良く、自分に合った口紅を選んでカバーするのがおすすめです。
ただし、唇は時として体の不調を表すこともあります。胃腸の疲れや貧血などによって、唇が荒れたり色が薄くなったりすることもありますから、気になるようなら医師に相談するようにしましょう。
唇のコンプレックスが気にならなくなる!メイクテクニック
「唇が大きい」「厚いたらこ唇が嫌」というコンプレックスを持っている人は、まずはメイクで唇の印象を変えてみましょう。ちょっとしたメイクテクニックを知っておくことがコンプレックス解消の近道です!
【唇のコンプレックスをカバーするリップメイク】
1. 唇にもファンデーションを塗る
ファンデーションを塗るときは唇にもしっかり塗っておき、まずはリップメイクのベースを作ります。
2. リップライナーで輪郭を小さめに描く
薄いナチュラルカラーのリップライナーで、リップメイクの輪郭線を描いていきます。本来の唇のアウトラインよりも、少し内側に仕上がりのラインを入れましょう。
3. 口紅は薄めの色をセレクト
最後にグロスや口紅を塗ります。このとき、あまり存在感が強くないナチュラルな色を選んでください。濃い色を塗ってしまうと、余計に唇が目立ってしまうため注意しましょう。
さらに、不自然にならない程度にアイメイクをすることも忘れずに。周囲の人の目線が顔の上半分に集まりやすくなり、唇自体が目立ちにくくなります。
顔のほかのバーツに目が行くようにして、唇はひたすら控えめに、目立たなくさせることがポイントです。
唇の形そのものを変えたいなら整形という手も
メイクを変えてもうまくカバーできない、やっぱり唇が気になる…という方は、整形で唇の形を変えるという方法もあります。唇の状態や希望する仕上がりによって、さまざまな施術法がありますから、医師と相談した上で、自分に合った治療を選びましょう。
●薄い唇がコンプレックス…ヒアルロン酸注入や脂肪注入など
唇が薄いと「薄情そう」「影が薄い」というイメージに見られてしまいがちです。薄い唇を改善するためには、唇の各部にヒアルロン酸や脂肪を注入するという方法があります
ヒアルロン酸はすでに広く使用されている素材ですし、脂肪注入の場合は本人の二の腕やお腹などから採った脂肪を使いますから、安全性の面でも心配はいりません。
全体のバランスを見て量を調整しながら注入していくことで、唇の厚さや大きさだけでなく、高さも演出することができます。ですから、かわいい唇、セクシーな唇、優しい唇など、要望に応じていろいろな唇に仕上げることができます。また、注入の仕方によっては、口角が上がって見えるアヒル口にすることも可能です。
費用はクリニックによって異なりますが、ヒアルロン酸注入の場合は10万円ほどが一般的です。脂肪注入の場合はこれに加えて、脂肪吸引の料金がかかります。
●厚い唇がコンプレックス…唇を縫い縮める手術など
唇は内側の粘膜質の部分と、外側の乾いた部分との境界線があります。この境界線を中心に、それぞれの皮膚を切除して縫い縮め、唇を薄くします。術後1~2週間で抜糸しますが、唇は傷がきれいに治りやすいため、手術跡が目立ってしまうケースはあまりありません。
●上唇がめくれるのがコンプレックス…軟骨の移植、ボトックス注入など
笑ったときに上唇がめくれ上がり、歯茎が見えてしまうのを「ガミースマイル」といいます。こうした症状の治療には、耳の軟骨を切り取り、上唇の内側に移植する方法があります。 また、ボトックスを注入することで上唇を引き上げる筋肉の働きを弱めるという方法もあります。それぞれにメリットとデメリットがありますから、あなた自身の唇の状態や理想の仕上がりイメージに合わせて、最適な方法を選んでください。
見せ方次第でコンプレックスもチャームポイントになる
唇はデリケートな部分ですから、外部からの刺激に敏感に反応します。ですから、唇が乾燥しがちな冬だけでなく、紫外線が降り注ぐ春から秋も油断できません。季節に合わせた唇のケアを行って、まずはダメージを防ぎましょう。ケアをきちんと行った上で、唇の形や厚みといったコンプレックスを改善する方法を探してみてください。
ただし、これは唇に限ったことではありませんが、容姿に悩みがあっても、他人は自分が思っているほど気にしていないものです。むしろ他人の目には、それがあなたの魅力になっていることだってあります。
「たらこみたいにポッテリした下唇が気に入らない…」。たとえあなたがそう思って悩んでいたとしても、もしかしたら周囲からは「ぷっくりした唇がセクシーで愛らしい」と見られているかもしれません。
ですから、唇で悩んでいる場合は、まず信頼できるアドバイザーの意見を聞くようにしましょう。メイクアップの専門家でもいいですし、美容整形医でもいいでしょう。彼らは女性を美しくする専門家ですから、あなたの顔のバランスや人間的な雰囲気を踏まえて、最適なアドバイスをしてくれるはずです。