鼻の穴が大きくて目立つ!気になる鼻の穴を小さくする方法

「鼻の穴が大きくて恥ずかしい…」といった悩みを持っている女性は多いものです。鏡を見ながら指で鼻先をつまんでみても、小さくできるわけではありません。なんとか改善する方法はないでしょうか。完全解決は難しくても、改善する方法はもちろんあります。今回は、その悩みの解決策をご紹介しましょう。

実は思い過ごし?鼻の穴の平均サイズ

自分の容姿を気にするのは、女性にとって当然のことです。まして、顔立ちは一番目につくところですし、隠すことができません。そのため、気になるところがあると、大きな悩みに発展してしまうこともあるでしょう。

「目鼻立ち」という言葉があるように、鼻は目と並んで重要な顔のパーツです。高さや形に悩む女性が多いというのも、当たり前のことかもしれません。

さて、そんな鼻の悩みのひとつとして聞かれるのが「大きい鼻の穴を小さくしたい」というものです。もちろん、こうした悩みの解決策はいくつかあるのですが、そのまえに少し考えてみましょう。あなたの鼻の穴は、本当に大きいのでしょうか?

株式会社小学館が発行する女性誌「CanCam」が2014年に読者1,000人の顔のパーツを計測した統計によると、女性の鼻の穴の直径は9mmが標準でした。鉛筆の太さはJIS規格で8mm以下と定められていますので、それより少し大きいくらいが目安になりそうです。

気になる人は、まず鏡を見ながら測ってみてはいかがでしょうか。実はあなたが思っているほど、大きくはないのかもしれません。

「鼻の穴が大きい」さまざまな理由

鼻の穴の大きさに悩む本人にとっては、実際のサイズはあまり関係ないかもしれません。平均的な鼻の穴のサイズと同じか、それより小さかったとしても「やっぱり小さくしたい!」というのが本音でしょう。鼻の穴が大きいと、どことなく間の抜けた印象や、男性的な印象を与えてしまうこともあります。

ただ単に「鼻の穴が大きい」といっても、さまざまなパターンがあります。まずは、そのパターンから見ていきましょう。

【実際に鼻の穴が大きい】

最も単純なものが「鼻の穴の実寸が大きい」というものです。ただし、鼻の穴が大きくても、鼻の高さや小鼻の大きさ、形などによって「大きく見えない」ということもあります。

【鼻先が前を向いている】

実際のサイズはさほど大きいわけではないのに、鼻先が前を向いているために鼻の穴が目立ち、大きく見えるというケースもあります。

【小鼻が広がっていて大きく見える】

いわゆる「あぐら鼻」ですが、このタイプは小鼻とともに鼻の穴が横に広がっているため、実際のサイズ以上に大きく見えてしまいます。

このように、単に「鼻の穴が大きい」といっても、その理由はさまざまです。鼻は高さや形、小鼻の大きさ、角度など、多くの要素が絡み合って印象が変わります。ですから、あなたの鼻の状態に合った対策をとることが重要なのです。

これはNG!鼻の穴を大きくしてしまう原因あれこれ

鼻の内側はかなり複雑な作りになっているのですが、目に見える外側の構造はいたってシンプルです。芯となる軟骨があって、筋肉、さらにその上を皮膚が覆っています。こうした構造のため、交通事故やスポーツ中のアクシデントなどで強い衝撃を受けると、鼻は変形してしまいます。

また、そうした強い力が働かなくても、「鼻の穴が大きくなる」といわれている日常の行動があります。それはいったい、どのようなものなのでしょうか?

【ティッシュなどの詰め物をする】

鼻の奥がむずむずするとき、あるいは鼻血が出たときなど、ティッシュやコットンを鼻にぐいぐい押し込んでしまうと、鼻の穴を広げる要因になってしまうかもしれません。鼻血の場合は、少しうつむき加減の姿勢で小鼻をぎゅっとつまみ、圧迫止血をするようにしましょう。

【鼻に指を入れてしまう】

さすがに人前ではやらないとしても、自分の部屋にいるときに、ついつい「ホジホジ」してしまう人も多いのでは?これは、一度癖になってしまうと、なかなか直すのが難しく、無意識のうちにやってしまうことが多いのです。意識してやめるようにしましょう。

【鼻ではなく、口で呼吸している】

口呼吸の習慣を続けていると、やがて口や顎の周りの筋肉が衰えていき、それによって顔全体の筋肉が緩んでいくといわれます。こうなると顔の皮膚がたるみ、それによって小鼻が広がっていくことがあるといわれますから、注意が必要です。

最後の「口呼吸」と同じようなメカニズムですが、「老化によって顔の皮膚がたるんでいくと、小鼻が引っ張られて鼻の穴が広がって見えてしまう」ということもあるようです。普段はあまり注意を向けないことですが、油断はできません。

大きな鼻の穴を手軽にカバーするには?

鼻の穴を目立たなくさせる方法として、まずはメイクが挙げられます。ただ、さすがにメイクで「鼻の穴を小さく見せる」というのは無理があります。そこで、鼻筋のハイライトとその両側のシャドウを際立たせて、鼻を高く見せるという方法がおすすめです。つまり、高く見える鼻に注目させて、鼻の穴から目をそらさせるというわけです。

また、鼻を強制的に閉じた状態にしておくことで、大きく広がった鼻の穴を小さくするというアイテムも出回っています。これらは、そのものズバリのネーミングで「ノーズクリップ」として販売されていますが、その形状や価格はさまざまです。数百円から2,000円程度で買える物が多いので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

確実な結果を求めるなら、やっぱり美容整形

大きい鼻の穴を小さくする方法としては、美容整形が一番確実な方法でしょう。

現代の美容整形には、さまざまな鼻の整形メニューがあり、鼻の状態や望む結果に合わせて最適な手法を採用しています。「鼻の穴が大きい」という悩みに対してよく用いられるのは「鼻翼縮小術」です。これは、小鼻を小さくすることで鼻の穴をサイズダウンし、同時にスマートな鼻に整えてくれます。

手術にはいくつかのやり方がありますが、スタンダードな方法が「鼻の内側を切開して縫い合わせる」というものです。そのやり方を見ていくことにしましょう。

まず、鼻に局所麻酔をかけて、左右の小鼻の内側を数ミリ切開します。単に直線的にメスを入れるのでなく、ジグザグに切開するなど、状況に応じた切開をします。

次に、切開した部分を引き寄せるようにして縫合していき、小鼻の幅を狭くして鼻の穴を小さくします。

この方法では、だいたい30分ほどで手術は完了しますし、鼻の外側には手をつけませんので、目立つ傷跡が残る心配はありません。鼻の穴の大きさとともに、小鼻が横に広がった「あぐら鼻」の修整にも広く使われる手術法です。

このほか、鼻の外側の皮膚を切除して縫い寄せるという手法も用いられています。

「鼻翼縮小術」のデメリットは?

美容整形は、確実な変化を感じられる一方で、デメリットもあります。それを知らずに手術を受けてしまうと、後悔することにもなりかねません。

「鼻翼縮小術」を検討している方は、以下に挙げたデメリットを事前に理解しておきましょう。

・コストが高い

クリニックによって、また手術の内容によって異なりますが、40万円前後が相場です。

・ダウンタイムが必要

鼻の内側だけの手術であれば、外側に目立つ傷は残りませんし、溶ける糸を使用した場合は抜糸も不要です。しかし、術後しばらくは程度の差こそあれ、鼻に腫れや赤みが表れます。術後の経過はケースバイケースですから、術前のカウンセリングでしっかり確認しておくようにしましょう。

ここでご紹介した「鼻翼縮小術」は、鼻の整形メニューの中ではポピュラーなものですが、鼻の整形には多くの手術法があり、どのような結果を望むのかによって選択肢が変わってきますし、場合によっては複数の手術を組み合わせることもあります。

大切なのは、あなた自身がどんな仕上がりを望んでいるのかをはっきりさせ、その結果を生むためにはどんな手術法がいいのかを判断することです。

そのためには、あなたと医師がじっくりと話し合い、意見を交わすカウンセリングが重要です。「整形しようかな…」と思ったら、まずはいくつかのクリニックでカウンセリングを受け、医師に相談してみましょう。実際に手術を受けるかどうかは、それから決めればいいことです。