美人はみんな「鼻の下」が短い!長い鼻下を短くする方法

鼻と上唇のあいだの部分、ここが長く見えると顔全体が間延びしてしまい、だらしない印象になりがちです。でも、「どうしようもないし…」とあきらめるのは早すぎます。筋トレやメイクなど、解決策はいくつもあります。あなたの悩みを解決できる、さまざまな方法をご紹介しましょう。

長い鼻の下、自分で改善する方法は?

よくいわれることですが、人の顔立ちの美しさを決めるのは、パーツそれぞれの大きさや形よりも、それぞれの位置関係、つまりバランスです。眉と目、鼻と口が、どのような位置関係で顔の中に収まっているか、それによって絶世の美女になったり、ごく月並みな顔になったりします。

「鼻の下の長さ」もそうしたバランスが重要な部分です。1~2mm短くなる、あるいは短く見えるだけで、顔の印象がグッと変わります。

では、どうやったら鼻の下を短くすることができるのでしょうか。おもな方法は次のとおりです。

・トレーニングで鼻の下の筋肉を鍛え、引き上げる
・メイクで鼻の下を短く見せる
・美容整形で解決する

どの方法にも一長一短があります。それぞれについて、もう少し詳しくお話ししていきましょう。

筋トレで、口の周りを引き締める

口の周りにはいくつもの表情筋がありますが、これらの筋肉を鍛えることによって、鼻の下を引き締めることができます。また、顔の下半分をトレーニングすることになりますから、ほうれい線の改善や防止、顔全体のたるみ対策としても役立ちます。

トレーニング中はかなりの「変顔」になりますから、決して人前ではできませんが、バスタイムやおやすみ前など、ちょっとした時間に実践できます。具体的なトレーニング方法をご紹介します。

・舌回しトレーニング

唇を閉じた状態で、歯茎を表側からなぞるように舌先を大きく動かすことで、顔の下半分の表情筋を鍛えることができます。右回りと左回り、それぞれ20回ずつ行いましょう。

・エンピツトレーニング

軽く口を開いた状態で、上唇と鼻のあいだにエンピツを挟み、そのまま10秒間キープします。

表情筋は意識して動かすことはほとんどありませんから、やってみると意外ときついトレーニングです。痛みや疲れを感じたら、それ以上は無理しないようにしましょう。

メイクで鼻の下を短く見せる方法

さすがにメイクで鼻の下を短くすることはできませんが、「短く見せる」ことはできます。

・横幅を強調する

眉とアイライン、リップの横幅を長めにして、横幅を強調するメイクにしましょう。顔のパーツの横幅が強調されれば、それだけ縦方向の「長さ」が目立たなくなります。

・鼻の下に薄くチークを入れる

鼻の下に色をのせるとシャドウを入れたような効果が得られますので、鼻の下が短く見えます。ポイントはごく軽く、薄めにすること。少しでも濃いと、とたんに目立ってしまいます。頬にチークを入れたあと、ブラシに残ったパウダーをのせるくらいがちょうどいいですよ。

・上唇のリップをオーバーぎみに

まず、上唇の色をファンデーションやコンシーラーで隠し、唇の輪郭の外側にリップペンシルでラインを入れます。それからリップメイクをすると、鼻の下がグッと短く見えます。

・ヘアスタイルも横幅を意識して

メイクと同様、髪型も横幅を強調するスタイルのほうが、鼻の下の長さを感じさせずに済みます。ふわりとしたボリュームのあるボブスタイルなどがおすすめです。

このほか、広い範囲にチークを入れて顔全体を引き締めたり、下まぶたを強調するアイメイクで目の位置が下がって見えるようにしたりするなど、やり方はいろいろあります。ただし、これらのテクニックは「あなたの顔や雰囲気に合っている」ことが大切です。あれこれ試して、あなたにとってのベストメイクを探してください。

鼻の下を短くする美容整形メニューの代表「上口唇短縮術」

美容整形で鼻の下を短くする場合、「上口唇短縮術」というメニューが用意されています。これは、鼻の下を物理的に短くしてしまう方法で、メスによる切開を伴います。手術の流れは以下のとおりです。局部麻酔のあと、鼻のつけ根の部分に横方向にメスを入れ、必要なだけ皮膚組織を切り取ります。そのまま丁寧に縫い合わせ、鼻の下の長さを短くします。

手術は30~40分ほどで終わりますが、1週間ほどあとに抜糸するまでは、傷口部分のメイクはNG。腫れは1週間、内出血は2週間程度残ることがありますが、それ以降は自然に消えていきます。また、手術当日は、患部を保護テープでカバーすることになりますから、マスクなどで隠す必要があるでしょう。費用はおおよそ30万~40万円程度です。

こんな整形メニューも効果的!

上口唇短縮術は、鼻の下の皮膚が上方向に引っ張られることになります。そのため、鼻の形や状態によっては、鼻の穴が目立ちやすくなって豚鼻ぎみになったり、上唇が引っ張られてガミースマイル(笑ったときに歯茎が見えてしまう)になってしまったりという可能性も考えられます。そんなときには、耳の軟骨を小さく切り取って鼻先に埋め込む「耳介軟骨移植」が有効です。

この手術は、団子鼻や豚鼻の矯正に使われる手法で、費用はおおよそ30万円前後です。鼻先を下に伸ばすことで鼻を長くスマートに見せ、同時に鼻の下を短く見せることができますから、一石二鳥の方法だといえるでしょう。

筋トレからメイク、さらには美容整形まで。あなたの悩みをカバーする方法はたくさんあります。「どうにもならない」とあきらめず、手軽にできる方法から試してみてはいかがでしょうか。