50代からでもバストアップは可能?胸を大きくする方法を解説
今より若かったころは自信があったバスト。だけど50代になった今、「しぼんでしまった」「ハリがない」「垂れている」と悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。
年齢を重ねると、顔にシワやたるみがあらわれるのと同じで、バストにもエイジング現象があらわれます。けれど、「もう50代だからしかたない」と諦めるなんてもったいない! バスト周りの肌や筋肉を鍛えることで、バストの美しさを取り戻し、それを維持していくことは十分可能です。
胸は年齢を重ねると、どのように変化するのか
体のエイジングについて45年以上研究しているワコール人間科学研究所によると、バストの加齢現象は、なんと20代から始まっているのだとか。下記のような段階を踏んで、変化していくことがわかっています。
ステップ0:丸くハリがあって、垂れていないし、左右に離れていない(10代)
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ステップ1:胸の上部のボリュームが落ちて、わき側がそげた感じ(20代)
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ステップ2:胸の下部がたわみ、だんだん乳頭が下向きになる(30〜40代)
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ステップ3:胸自体の位置が下がり、胸が外側に流れる(50〜60代)
出典:ワコール人間科学研究所(一部抜粋) http://www.wacoal-science.com/ageing/#ageing02
50代からバストアップする方法
バストは重みがあるため、重力の影響を受けやすく、放っておくと下垂が進行しがちな部位。また年齢を重ねると、皮膚の柔軟性や弾力性も衰えるため、下垂がますます進行してしまいます。胸周りの皮膚にハリがないと、見た目の印象も悪くなりがちです。
では、50代の女性がこれからバストアップを目指すには、どのような方法があるのでしょうか。見ていきましょう。
■ブラジャーを見直す
20代のころからサイズが変わっていないからといって、同じアンダーバスト、同じカップのバストを着け続けていませんか? たとえメジャーで測ったサイズが同じでも、上述したように、バストの形は年齢を重ねるとともに変化しています。そして、形にフィットしないブラジャーを着けていると、本来なら胸にあるべき脂肪が、わきや背中、おなかに流れてしまうという残念な結果に…。
次にブラジャーを買うときは、ぜひお店に行き、プロのフィッターさんのもとでブラジャーを選び直してみてください。自分に合ったブラジャーを着ければ、わきや背中、おなかに流れていた脂肪がバストに戻ってきます。また、わきや背中、おなかは余分な脂肪がなくなって、すっきり!
■バスト周りの筋肉を鍛える
バストを支えている大胸筋をしっかり鍛えることで、バストの下垂を予防したり、改善したりすることができます。
筋肉を鍛えるのは、何歳からでも遅いということはありません。
普段あまり運動をしないという人は、胸の前で合掌し、ひじを張って、両手を押し合うポーズから始めましょう。このとき、しっかり胸の筋肉を意識するのが効果を上げるポイントです。
バスト周りの肌を保湿する
皮膚の弾力性・柔軟性が低下すると、バストを支える力がますます弱まってしまいます。顔の保湿をするのと同じように、バスト周りの肌も保湿しましょう。ボディ用のオイルやクリームをでもいいですが、できればバスト専用のものを使うのがおすすめ。塗りながらマッサージをすると、血流がよくなって、さらにバストアップ効果が高まります。
■姿勢に気をつける
年齢を重ねると、筋力の衰えも手伝って猫背になりがち。デスクワークが多い人や、しょっちゅうスマホを見るという人はなおさらです。
猫背になるとバストを支える背中の筋肉が弱まり、バストの下垂が進んでしまいます。
日頃から、背筋をピンと伸ばして生活するよう意識してみましょう。
50代からでも遅くない! 豊胸手術という選択肢
年齢を重ねて、「バストがしぼんだ」「ハリを失った」と悩んでいる人には、豊胸手術という選択肢もあります。豊胸手術は、なにも巨乳にしたい人だけが受けるものではありません。手術方法や注入物の量によっては、「今よりちょっとハリを持たせる」「形をよくする」などの“あと少し”を叶えることが可能。垂れたバストを引き上げることもできます。
【1】2サイズ以上バストアップしたい人向き-『シリコンプロテーゼ』を挿入する方法
若いころからペチャパイに悩んでいたという人や、Fカップ以上のバストに憧れていたという人には、2サイズ以上のバストアップが叶う「シリコンプロテーゼ」を挿入する方法が向いています。挿入する位置を工夫することで、バストのたるみを改善することもできます。
今は、50代の女性が20代だったころとは違い、中に入れるシリコンプロテーゼも劇的に進化。同じサイズでも、形や厚みにいろいろな種類があり、多いクリニックだと100種類以上を用意しています。その中から、あなたの希望や体型に合わせて、シリコンプロテーゼを選ぶことができるのです。また、かつて必要だった、痛みをともなう術後のマッサージも、現在は不要。安全性や耐久性も、かつてより圧倒的に優れています。
【2】バストアップと同時におなかなどのぜい肉を落としたい人向き-『脂肪』を注入する方法
若いころはキュッと引き締まっていたウエストも、いつの間にかぜい肉がたまって、ジーンズを履くと浮き輪のような脂肪が乗る…。
年齢を重ねるとともに体重が増えて、今や太もももパツンパツン。スキニーパンツなんて夢のまた夢…。
このような人に向いているのが、おなかや太ももなどから余分な脂肪を吸引し、バストに注入する方法です。かつての脂肪注入法は、注入した脂肪のほとんどが生着せず、バストアップ効果が薄いとして不人気でしたが、現在は「コンデンスリッチ法」や「セリューション法」(クリニックによって名称は変わる)といって、幹細胞や再生医療の技術が導入され、生着率が飛躍的に高まっています。もちろん、脂肪の吸引技術も進化。体への負担が劇的にダウンしています。
【3】「あと少し」を叶えたい人向き-『ヒアルロン酸』を注入する方法
バスト用に開発されたヒアルロン酸を注入し、バストアップをはかるのが、ヒアルロン酸注入法です。メスを使わず、注射だけなので、「プチ豊胸」と呼ばれることもあります。
大幅なサイズアップを狙うというより、あと少しハリやふくらみを持たせたいという人向きです。「バストの上部にボリュームを足したい」「胸に谷間をつくりたい」など、形を整えるのにも適しています。
ヒアルロン酸はご存じのとおり、時間の経過とともに体内に吸収されます。注入するヒアルロン酸の種類や、個人差によりますが、効果の持続期間は3年程度です。
豊胸手術に興味があるなら…
ひとくちに豊胸手術と言っても、さまざまな方法があります。まずは自分の望みを叶えるにはどの方法が適しているのか、じっくり検討してみましょう。
また、1軒ではなく、数軒のクリニックを訪れて、カウンセリングを受けてみることも大事。その医師の経歴や、豊胸手術の症例数などもチェックしましょう。その上で、自分が信頼できると思えるクリニックを選ぶのが正解です。
幸せになるために受ける手術。後悔のないよう、これまで培った人生経験をフル活用して、クリニックを選んでください。
いかがでしたか? 50代になってからも、バストアップのためにできることはたくさんあります。ぜひ、あなたに合った方法を探して、トライしてみてくださいね。