眉間が低くてのっぺり顔…眉間を高くしてハーフ顔に近づく方法は?
私たち日本人が憧れる、西洋人のようなすっと高さのある鼻筋。実はその鼻筋のポイントが「眉間の高さ」にあるといったら驚かれるでしょうか?
鼻自体がいくら高くても、眉間に高さがないと、顔全体がのっぺりした印象になり、鼻筋も通っているようには見えません。
事実、せっかく美容クリニックで鼻を高くする隆鼻術を受けても、なんだか満足のいく仕上がりになっていないという人の中には、眉間が低いという人も多いもの。
そこで今回は、眉間を高くするための方法を見ていきましょう。
自力で眉間を高くする方法、高く見せる方法
1.メイク
■ノーズシャドウを塗る
眉間から小鼻にかけての左右両サイドにノーズシャドウを塗ると、鼻筋が通っているように見えます。ノーズシャドウを塗っているのと塗っていないのとでは見た目に雲泥の差が出るので、まだ試したことのない人はぜひトライしてみて。
ただし、自分の肌の色よりあまりに濃い色を選ぶと不自然になってしまうので、色選びは重要。色白の人の場合は、自分の肌色よりちょっと暗めのパウダーファンデーションをノーズシャドウとして使うので十分かも。
■ハイライトを入れる
鼻筋に、自分の肌色よりワントーン明るいホワイトやパール系の色のハイライトを一筋入れます。これだけで立体感が出て、鼻筋がすっと通って高く見えます。
もちろん、上記のノーズシャドウと組み合わせれば、その効果は絶大! 鼻筋が通るメイクをすると、写真写りも圧倒的に変わってくるので、ぜひお試しを。
2.マッサージ
歯列矯正を思い浮かべるとわかりやすいのですが、人の体の一定の部位は、時間をかけてクセづけすることで形を変えることができます。眉間から鼻筋にかけてもまさにそれ。軟骨で構成されている部位なので、ある程度の圧を加えることで形を変えることができるのです。
また、年齢を重ねて、眉間から鼻筋にかけてのラインが低くなったと感じている人もいるかもしれませんが、それは長年積み重ねた表情の作り方や姿勢などのクセによって、歪みが生じているから。例えば、口を横にぐ~っと引くような笑い方をする人なら、顔全体が横に広がるのと同時に、鼻も横に引っ張られて低くなります。マッサージをすれば、こうした状態が改善される効果大!
結果を出すためには、毎日、コツコツ続けることがポイントです。
<マッサージ方法>
(1)両手の中指と薬指で鼻をかむように小鼻をはさみ、小鼻から眉間までを鼻筋が高くなるようイメージしながら引っ張っていきます。
(2)両手の親指の腹で眉間のくぼみをじわじわ押します。力を入れすぎて眉間にしわが入らないよう注意しましょう。
整形で眉間を高くするには、どんな方法がある?
1.プロテーゼを挿入する
眉間から鼻のつけ根にかけての三角地帯にプロテーゼを挿入し、高さを出す方法です。片側の鼻の穴の中を数ミリ切開し、そこからプロテーゼを挿入するので、見た目に傷跡がわかることはありません。
眉間を高くしつつ、同時に鼻を高くしたいという人は、眉間と鼻筋が一体型になったプロテーゼを挿入することも可能です。また、すでに隆鼻術を受けていて、新たに眉間にも高さを出したいという場合は、鼻筋に入れているプロテーゼを抜いた後に、眉間と鼻筋の一体型プロテーゼに入れ替えることもできます。
<プロテーゼの種類>
プロテーゼには、主に2つの種類があります。
シリコンプロテーゼ
すでに長い歴史があり、安全性も立証されています。挿入も取り出しも簡単な素材です。また、輪郭がくっきり出るため、シャープな鼻筋を作るのに適しています。
ただ、輪郭が浮き上がりやすいのは欠点です。また、経年変化により石灰化が起こることがあります。
ゴアテックスプロテーゼ
布のようにやわらかい素材で、人工血管などの素材として使われています。輪郭が浮き出てきにくく、眉間に入れたときにぴったりフィットしやすいのがメリットです。
ただし、挿入と抜去が困難であるという問題点も。また、鼻を高くするのには適さない場合もあります。
以上の理由から、眉間にはゴアテックスプロテーゼ、鼻筋にはシリコンプロテーゼというように、組み合わせたり、使い分けをする医師もいるようです。
2.ヒアルロン酸などを注入する
最も手軽なのが、メスを使用せず、注入剤を注入して高さを出す方法です。
代表的なのはヒアルロン酸です。ひとくちにヒアルロン酸と言っても、シワの解消に適した柔らかいものから、眉間や鼻など、高さを出したい部位の注入に適している硬さのあるヒアルロン酸まで、現在は種類が多岐にわたります。
ヒアルロン酸の他には、レディエッセやアクアミドといった注入剤があります。
3.眉間を出すと同時に、額全体に丸みを持たせる
額が平坦な人の場合、眉間だけに高さを出すと、眉間から鼻が生えているように不自然に見えることがあります。そこで、眉間を出すのと同時に額全体に丸みを持たせるため、ヒアルロン酸などの注入剤を注入したり、骨セメントを挿入する手術が行われることがあります。
整形で眉間を高くするときに気をつけたいこと
「額が平らなのに、眉間だけを高くする」と、眉間から鼻が生えているように見えてとても不自然。同じく、「低い鼻に対して眉間だけが高い」のもナチュラルとは言えません。
一方、いくら「鼻が高くても、眉間が低い」と鼻筋が通って見えないのも事実。
要するに、額の形や、眉間と鼻の高さの“バランス”が大事ということ。決して取って付けた西洋人風の眉間や鼻筋ではなく、あくまでもナチュラルでありながら、ハーフ顔のようにメリハリが効いている。多くの人が目指しているのは、そんな顔立ちなのではないでしょうか?
そこで重要になってくるのが、医師の技術、そして何よりセンスです。例えば、たとえ人工的であっても西洋人風の顔立ちが好きという医師なら、あなたが「こうなりたい」と想像しているよりも大きめのプロテーゼを入れたり、多めの注入剤を入れてしまうことだってあり得ます。
そうした事態を避けるためには、まずはカウンセリングで徹底的に意志のすりあわせをすることが大事。何度話してみても、「なんだかかみ合わないな」と感じる場合は、埋めようのないセンスの違いが存在するということですから、その医師にまかせるのはやめたほうがいいかもしれません。医師の好みの顔になることではなく、あなたが目指したい顔になることを目指してください。
何より、眉間は顔の中心なので、不自然だと大変目立ってしまう部位でもあります。気軽に考えずに、クリニック選びは真剣に!
どの整形の場合も同じですが、手術を受けるときは1軒のクリニックで安易に決めてしまうのではなく、必ず複数のクリニックに足を運びましょう。そしてメリットだけでなく、デメリットまでしっかり説明を受けてください。手術を受けるのは、あなたが十分納得できてからで遅くはないのですから。
まとめ
いかがでしたか? 眉間が低いのっぺり顔を解消するには、「メイクで陰影をつけ、顔立ちにメリハリをつける」「マッサージで眉間の軟骨にアプローチする」「整形する」の3つの方法があることがわかりました。
セルフケアでも一定の効果は得られるので、それで満足するならそれでよし。でも、日々コツコツ努力をするのは苦手、すっぴんでいるときも顔にメリハリがほしい場合は、整形するのもひとつの手です。
整形に大きく気持ちが傾いた場合は、上でも述べましたが、クリニック選びは慎重に行ってくださいね。