眉骨が出ているのは男顔?!自力で改善する方法はある?
女性の間で意外と多いのが、「眉骨が出ている」という悩み。眉骨が出ていると、堀が深く見えるという側面はあるものの、どうしても「骨張っていて顔立ちが男っぽい」「「ゴツゴツしていて、女性らしさに欠ける」「ニューハーフっぽく見える」「ゴリラっぽい」など、いわゆる“女性らしい丸みを帯びた顔立ち”からは離れてしまいます。
そこで今回は、眉骨の出っ張りを改善するにはどのような方法があるのか、見ていきましょう。
眉骨の出っ張りを自力で改善するには、どんな方法がある?
1.エクササイズ
目を開くときにおでこの筋肉を使う癖のある人は要注意。筋肉が盛り上がり、眉骨の出っ張りが余計に目立ってしまいます。まずは筋肉の力を入れずに目を開くことを習慣化しましょう。難しければ、筋肉の力を入れずに目を開けるためのエクササイズから始めてみるといいでしょう。日頃から目を開けるときにおでこの筋肉を使わないようになると、おでこにシワが寄るのも防げて一石二鳥です。
<筋肉の力を入れずに目を開けるエクササイズ>
おでこにシワが寄らないよう鏡で確認しながら、眼球を上に向けます。これを1日10回、3セット行います。
2.マッサージ
多くの人は、「眉が出っ張っている=眉骨が出っ張っている」と考えがちですが、実はその出っ張り、眉周辺の筋肉の“コリ”であることも……。眉を押してみて痛い場合は、コリの可能性が大。マッサージで解消していきましょう。
<マッサージのやり方>
1.眉の上から髪の生え際に向かって、10回程度なで上げます。
2.眉頭から眉尻にかけて、滑らせるようにやさしくほぐします。
3.眉頭から目の際まで、骨に沿って円を描くようにほぐします。
*指を折り曲げ、第2関節を使って行います。
3.メイク
眉骨が出ている人の場合、眉の形にそってアイブロウを描くと、どうしても眉骨が目立ってしまいます。そこで試してほしいのが、眉山から眉尻までを下に湾曲させる、もしくは本来より眉頭の位置を下げるようにラインを引いてみるやり方。眉骨が立たなくなります。
もしくは、「眉骨が出ている=堀が深い」と逆手にとらえ、濃い目のアイシャドーを使って、スモーキーな外国人風のメイクにしてみるのも手。それがクールに決まれば、もう眉骨で悩むことはなくなるかもしれません。海外セレブのメイクを真似してみるといいでしょう。
4.ヘアスタイル
眉骨の出っ張りを改善する方法とは少し異なりますが、前髪を下ろして、眉骨を隠してしまうのも一案です。前髪で眉骨が隠れていれば、普段は眉骨のことを気にせずにすみます。
前髪を作る場合、「短くし過ぎて、かえって眉骨がしっかり表に露出している」という状況になっては本末転倒。ですから、美容室のスタイリストさんにはしっかり長さの希望を伝えて。前髪を作る目的をストレートに口にしたってOKです。
さらに、どんなヘアスタイルにすれば、その前髪があなたの顔立ちや雰囲気と合うのかについても、じっくりスタイリストさんと話し合ってくださいね。遠慮も「恥ずかしい」という気持ちも無用です。
眉骨の出っ張りを整形で改善するなら、どんな方法がある?
美容外科では、眉骨の出っ張りを改善するために、ズバリ、眉骨を削る手術が行われています。これは「マッサージでなんとなく出っ張りが改善したような気がする」「メイクで目立たないように見せる」などとは違い、ダイレクトに、眉骨の出っ張りそのものを減らすものです。
ただ、額の形状や顔立ちによっては、眉骨を削るのではなく、額を丸く形成することや、額の凸凹を埋めてなめらかにすること、鼻筋を整えることで、眉骨の出っ張りを改善できる場合も。あなた自身の希望や、医師の見立てによって、どうデザインするかは変わってきます。
[施術方法]
1.眉骨を削る
眉骨を削ることで、眉骨の出っ張りを抑え、女性らしく丸みを帯びた額を作ることができます。手術名は「前頭洞骨切り術」。前頭洞とは、額のことです。
後頭部を切開し、皮膚や皮下組織を剥離。額の骨を表に出して、医師が直接目で見ながら眉骨の厚みを削っていきます。その後、ワイヤーで固定します。異物を使わず、眉骨の過剰な厚みだけを取り除くことで、自然な額の丸みを形成します。
手術は全身麻酔で行われ、所要時間は約2時間。傷は頭髪内なので、見た目にわかることはありません。ただし、全身麻酔であることからもわかるように、手術は大がかりです。
2.額や鼻筋を出す
出ているものは削る。これも確かにひとつの正しい考え方ですが、額が平らで、凹んでいるから眉骨が目立っている。鼻筋が低いから、眉骨が目立っているという場合もあります。そんなときは、額を丸く出したり、額の凹みを埋めたり、鼻筋を通すことで、眉骨の突出を抑えることができます。
■額を形成する
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸を注入することで、丸い額を形成し、眉骨の突出を抑える方法です。ヒアルロン酸であれば、額全体にまんべんなく注入することもできるし、「眉骨の上の凹みの部分だけを埋める」といった細かなオーダーが可能。時間の経過とともに体内に吸収されるので、効果は永久ではありませんが、注射だけなので手軽です。
シリコン
大きな板状のシリコンを入れて、額をふくらませます。あなたの額の広さや、もともとの形状、希望する厚みに応じて、適したシリコンを選びます。切開するのは、頭髪内などをわずか5cm程度なので、傷は目立ちません。
骨セメント
整形外科や脳外科で長年使われている医療材料です。額に丸みを持たせる、眉間の部分も高くするなど、形を自在にデザインできるのが最大のメリット。ただし、後頭部の皮膚を耳の上から反対側の耳の上まで切開するので、手術は大がかりです。傷は頭髪内なので目立ちません。
■鼻筋を通す
プロテーゼ法
シリコンなどでできたプロテーゼを挿入することで、すっと通った鼻筋にすることができます。
ヒアルロン酸
プロテーゼを入れる手術を受けるより、メスを使わない手軽な方法がいいという場合は、ヒアルロン酸を鼻筋に注入する方法もあります。かつてのヒアルロン酸は横に流れやすく、鼻筋が太くなってしまうことも多かったのですが、最近は劇的に改良されて、すっきりシャープな鼻筋を実現できるようになっています。ヒアルロン酸の他にも、レディエッセやアクアミドなどの注入製剤があります。
眉骨の出っ張りを整形で改善する際の注意点
眉骨の出っ張りを改善するには、大がかりな手術が必要になることもあります。ですから手術を受ける際は、どこのクリニックでもいいというわけにはいきません。
普段はレーザーなどの皮膚科系の施術が多いというクリニックでは不安。ここはしっかり、外科的な美容手術を多く行っているクリニックにまかせたほうがいいでしょう。また、医師が形成外科を修得し、形成外科の資格を持っているかも要チェック。手術の安全性を確保するために、麻酔科専門医がいるかどうかも確かめましょう。
まとめ
眉骨の突出を改善するには、エクササイズやマッサージ、メイクなど、セルフケアでできるものから、整形して根本から改善するという方法があることがわかりました。
整形は大がかりな手術になる可能性もあるので、安易に考えるのは禁物。まずはセルフケアを試してみて、それでも眉骨をどうにかしたいという気持ちが収まらなければ、整形を検討しましょう。
その際、外科的手術をたくさん行っているクリニックを選ぶこと。また、複数のクリニックでカウンセリングを受けるようにしてください。