オトガイ形成でどこまで変わる?メリット・デメリットは?

オトガイ形成でどこまで変わる?メリット・デメリットは?

「顎が長い」「顎がしゃくれている」「顎が引っ込んでいる」など、顎のラインにコンプレックスを抱いている人は多いもの。とくに日本人の場合、西洋人と比べて額とあごが平らなので、顎に特徴があると余計に目立ってしまいます。

そんな悪目立ちしている顎を美しい形に作り替えてくれるのが「オトガイ形成」です。

今回はオトガイ形成でできることや、手術方法、メリット・デメリットなどを検証してみましょう。

美容外科で行われている「オトガイ形成(骨削り、骨切り)」とは?

オトガイとは、下顎の先端の尖った部分のこと。顎が短く、丸い人でも、指で触ってみると骨の先端が尖っているのがわかります。

この骨を削ったり、切ったりするのがオトガイ形成です。

オトガイ形成は、こんな人たちが対象です。

・あごが長い

・自分のニオイが気になる

・脂肪分の多い食事を好む

オトガイ形成の手術方法

では、オトガイ形成とは、どのように行われるのでしょうか? オトガイ形成は全身麻酔で行われる大がかりな手術です。手術の前には、CT検査やX線検査、心電図検査、血液検査などの他、オトガイの神経がどのように通っているのかのチェックが行われます。

以下、大まかな手術の手順です。

【1】オトガイ骨を広範囲に切除する場合

1.口の内側の粘膜を切開し、下顎の骨膜の下を広範囲に剥離。オトガイ骨を露出させます。
2.裏側に付いている筋肉を剥離します。
3.オトガイ神経をしっかり保護しながら、骨を切ります。
4.骨の切り口を削って、滑らかにします。
5.止血して、吸収糸で縫合したら終わりです。

【2】オトガイ骨の先端だけ切除する場合

1.口の内側の粘膜を切開し、下顎の骨膜下を剥離。オトガイ骨を露出させます。
2.オトガイ神経をしっかり保護しながら、骨を切ります。
3.骨の切り口を削って、滑らかにします。
4.吸収糸で縫合したら終わりです。

【3】オトガイを前方に移動させる場合

1.口の内側の粘膜を切開し、下顎の骨膜の下を広範囲に剥離。オトガイ骨を露出させます。
2.裏側に付いている筋肉を剥離します。
3.オトガイ神経をしっかり保護しながら、オトガイ骨の先端を水平に切ります。
4.水平に切ったオトガイ骨の先端を前に出します。
5.止血して、吸収糸で縫合したら終わりです。

■メリット

オトガイ形成の最大のメリットは、なんといっても顎の長さ、形が整うことにあるでしょう。

・長い顎が短くなる

・しゃくれた顎を短く、形よく整えられる

・引っ込んだ顎が前に出る

しかし、大がかりで難しい手術だけに、デメリットがあることも知っておきましょう。

■デメリット

・皮膚がたるむ可能性がある

顔の土台となっているのは、骨。そしてその骨の上に、筋肉や脂肪、皮膚などがくっついています。骨を削るオトガイ形成の手術を受けた後は、皮膚が余っている状態ですから、皮膚がたるむことも考えられます。

20代前半ごろまでは皮膚が収縮する力が強いので、骨を削った後でも皮膚がたるむことはあまりありませんが、それ以降は年齢を重ねれば重ねるほど、皮膚が収縮する力が弱まるため、たるむ可能性が高くなります。

・ダウンタイムが長い

オトガイ形成は、顔に行われる美容手術の中ではかなり大がかりなものなので、ダウンタイムが長いのもデメリットです。

・手術から3日間は顎を強く圧迫固定する必要がある。

・痛みが強く、引くまでに約2週間かかる。ちなみにピークは1週間後ごろ。

・オトガイ神経に触れるため、手術後しばらく知覚感覚が鈍くなることがある。

オトガイ形成以外で、顎の形や長さを変えるには?

1.マッサージ

最近、太ったわけでもないのに「二重あごになっている」「フェイスラインがもたついている」と感じるなら、その原因はむくみかもしれません。もともと顎の形や長さが気になっている場合、そのむくみは余計に顎を強調してしまうので、即効で解消しましょう。おすすめは、毎日簡単に続けられるリンパマッサージです。

リンパマッサージのやり方

Step1.鎖骨のあたりを両手で押さえ、顎をぐ〜んと上に向けます。顎先から首にかけて、しっかり伸びているのを感じながら、5秒キープします。(実はこれだけでも、顎のむくみがかなり改善されます。時間のないときは、このStep1だけ行うのでもOK)

Step2.右手の人差し指と中指で左顎をはさんだら、そのまま左耳の下までさすりあげます。反対側も同様に行います。耳の下のリンパに向けて、むくみの原因となっている水分や老廃物を流すようイメージすると、より効果的です。

2.メイク

顎が長い人は面長。面長は、どことなく落ち着いた印象を与える顔の形です。しかし一方で、骨格に丸みがなく直線的なため、女性らしさに欠ける部分があり、縦に長いので大顔に見えてしまいがち…。でも大丈夫! ほんの少しメイクを工夫すれば、立体感のある小顔美人に変身できちゃうんです。

・ポイントは、縦を短く見せるために、横幅を広げること

【ハイライト】目の下に、横長に入れます。

【チーク】黒目の下から耳の横にかけて、横長に入れます。

【眉】現在のトレンドである太めの平行眉が、横幅を強調してくれます。

・NGメイクに注意!

「縦長のハイライト」「斜めに入れたチーク」「短くて角度が急な眉」は、顔をより縦長に見せてしまうので、絶対やっちゃダメ!

3. 髪型でカバーする

顎の長さが気になる人は、顔が縦長なので、髪型で縦幅を抑え、横幅を強調! ちょうど、卵型に見えるヘアスタイルにするのが正解です。髪の長さによってできる髪型はいろいろあります。美容室に行って、スタイリストさんに相談してみましょう。

4.ボトックス注射

顎に力を入れたときに梅干しのように寄るシワのことを、通称“梅干しジワ”と言います。原因は、オトガイの筋肉の発達しすぎなどです。

ボトックスを注射すると、筋肉の緊張が和らげられるため、梅干しジワが寄りにくくなります。さらにうれしいことに、ボトックス注射によってオトガイ筋のコリが和らぐと、肩こりや頭痛が緩和されるケースもあると言われています。

ボトックスの効果は、時間の経過とともに弱まってきます。個人差やメーカー、製剤による差もありますが、効果の持続期間は半年前後と考えておきましょう。

オトガイ形成を受ける際の注意点

オトガイ形成は、数ある美容整形手術の中でも高度な技術を必要とする分野。形成外科の熟練した技術を持っている医師でなければ行えません。

とはいえ、たとえ形成外科に長年携わっていた医師でも、オトガイ形成をしたことがないというのであれば、まかせるのは賢明ではありません。

オトガイ形成の手術を受けるときは、その医師が形成外科に精通していて、かつオトガイ形成の症例実績を多く持っているかどうかをきちんと確認してください。

まとめ

顎の長さや形を変えるには、オトガイ形成という方法があること。そして、オトガイ形成がどんな方法で行われ、メリットやデメリットにはどんなものがあるのか、理解していただけましたか?

オトガイ形成以外にも、マッサージやメイク、髪型、ボトックス注射などで改善する方法もあります。

まずは今一度、自分の顎を鏡で見て、悩みの深刻度について考えてみましょう。オトガイ形成よりも手軽な方法で十分悩みを解決できそうなら、それでよし。

でも、手軽な方法ではどうも解決できそうにないというなら、オトガイ形成を考えてみてもいいでしょう。

ただし、美容外科ならどこでも行っているという類の簡単な手術ではありません。手術を受けるか否かは、ホームページをしっかりチェックし、実際に医師によるカウンセリングを受けてから決めてください。