横顔ブスの原因と治し方 コンプレックスを改善し横顔美人になる方法
正面からだと、それほど悪くない…というより、わりとかわいく見える。でも、横顔に自信がない。そんな「横顔ブス」に悩む女性は多いです。
メイクだけではカバーしにくく、それだけにコンプレックスになりやすい横顔。きれいに見せる方法はあるのでしょうか?
意外と見られている、あなたの横顔
普段から鏡をよく見るという女性でも、なかなか気付きにくいのが自分の横顔です。洗面所のはめこみ鏡やポーチの中の手鏡では、正面からの顔はチェックできても、斜め前方や横からの自分の見た目を確認することはできません。
でも、ちょっと考えてみてください。人が人の顔を真正面から見るという機会は、実は多くありません。カフェやレストランで同じテーブルに座っていても、少し斜めから相手の顔を見ていることが多いのです。さらに、誰かといっしょに街を歩いたり、ショッピングをしたりといった「動きのあるシチュエーション」では、顔を正面から見るということはほとんどありません。むしろ、横顔を見る機会のほうが多いでしょう。
つまり「きれいに見られたい」と思うなら、正面はもちろんのこと、横顔にも気配りが必要…というわけです。
メイクで失敗して「横顔ブス」になってしまうケースも!
気付いていない人も多いようですが、実はメイクのやり方が間違っているために、横顔の印象が不自然になってしまう…というケースもあります。
前項でも少しふれましたが、メイクするときに平面鏡が1つでは、横顔までチェックできません。そのため、正面からは「バッチリメイク」に見えても、横から見ると「残念メイク」になってしまっている場合もあります。ついやってしまいがちなNGメイクをご紹介しましょう。
・眉のメイクは「眉尻」がポイント
正面から見るとあまり気にならないのですが、横から見たときにはっきりわかるのが眉尻。ここが上がりすぎても下がりすぎても、不自然な形になってしまいます。眉が短い人の場合、横顔ではペンシルで描いた部分しか見えないこともありますから、油断は禁物です。
・リップメイクはくっきりはっきり
口角のラインがぼやけていると、横顔の口元に締まりがなく、だらしない印象になりがち。まずリップラインをくっきりと描き、それから口紅を塗るようにすると、唇全体の印象がはっきりとします。また、口角の周りにコンシーラーを塗って、口紅との境界を際立たせるというのも有効なテクニックです。
・チークやシャドウも「サイド」に注意!
ぼんやりと肌にのせるチークやシャドウも、正面からの見た目ばかりを気にしていると、知らないうちに横顔ブスになってしまうこともあります。ぼかしが弱かったり、色の強弱がはっきり出てしまったりすると台無しです。
きれいになるために「残念な横顔」を作ってしまっては、元も子もありません。メイク時には、横顔にも十分気を付けるようにしましょう。大型の三面鏡があれば万全ですが、高価ですし場所もとります。数千円で購入できる、卓上タイプの三面鏡を活用すると良いかもしれません。
横顔コンプレックス、具体的にはどんなものがある?
メイク以外の「横顔ブス」の原因といえば、やはり顔のシルエット。額から鼻、口元、顎までのラインは横顔にそのまま表れますから、隠しようがありません。そのため「私って、横顔ブスなんだよな…」などと感じ始め、やがて大きな悩みにつながってしまうのです。
では、フェイスラインによる「横顔の悩み」とは、どのようなものなのでしょうか。まず、そこから見ていくことにしましょう。
・Eラインが崩れている
鼻と顎のそれぞれ先端を結んだ直線を「Eライン」といいます。審美歯科や美容整形では、このラインの内側に唇が収まっている状態を美しさの基準としています。口元全体が前に突き出た、いわゆる「口ゴボ」などでこのラインが乱れているために、「横顔に品がない…」と悩む女性は多いようです。
・歯並びが良くない
Eラインとも関係しますが、出っ歯や八重歯など、歯並びが原因で「残念な横顔」になってしまっているケースもあります。正面からは気にならなくても、横顔になると歯並びの悪さがより強調されて見える…ということもあるようです。
・しゃくれ顔
下顎の先端が長く、しかも前方に突き出している状態です。単に下顎が長い場合と、下顎そのものが上顎よりも前に出ている、いわゆる「受け口」の状態になっている場合があります。
・顔の下半分が大きい
下顎の骨全体が大きいために、横から見ると顔の下半分が全体的に突き出して見える状態です。下顎の骨が発達しているため、エラが大きく張っていることも多く、二重の悩みになってしまいます。
・二重顎、顎がない
下顎の骨が小さい場合や口ゴボの場合、または肥満などで顎の周囲がたるんでしまい、フェイスラインがはっきりしないケースです。
一口に「横顔ブスの悩み」といっても、気になる部分はこのようにさまざまです。このほか、鼻の高さや鼻筋のラインは横顔のシルエットに影響しますし、唇の厚みや口元のたるみなども悩みの原因になってしまうことがあります。いずれにしても、原因に合わせた対策を考えなくてはなりません。
横顔ブスを手軽に解決する方法は?
メイクのやり方によって横顔ブスになってしまっている場合、直すのは簡単。ですが、それ以外の場合、手軽に解決するというのは難しそうです。正面からの見た目はヘアスタイルでカバーすることができるのですが、横顔のラインを隠すとなると、顔全体を隠してしまうしかないからです。それでも、原因によっては自分自身の力で解決できるケースもあります。
・口の周りの筋肉を鍛える
口元が緩んでいて、だらしなく見えるという場合、口の周りの筋肉を鍛えることで解決することができます。やり方はいろいろありますが、ペットボトルを使ったトレーニング法をご紹介しましょう。
【1】 500cc入りのペットボトルに100ccほどの水を入れ、キャップを閉める。
【2】 テーブル等にペットボトルを置き、これを歯を使わず唇の力だけで持ち上げる。
【3】そのまま10秒間キープして元に戻す。3回を1セットとして、1日2〜3セット行う。
専用のトレーニング機器も発売されていますから、そうした物を使うのも良いでしょう。
・二重顎を解消する
むくみや脂肪を解消することで、すっきりした顎のラインを取り戻すことができます。さまざまな方法がありますが、「むくみを解消するマッサージ」をご紹介しましょう。
【1】下顎の中央から耳の付け根にかけて、骨に沿ってさすります。顎の骨の内側に親指の腹、外側に人差し指をあて、2本の指で挟んで力を加えましょう。
【2】 親指が耳の付け根まで行ったら下顎の中央に戻します。これを10回ほど繰り返します。
マッサージクリームなどを使うと滑りが良くなり、肌を傷めません。力が強すぎると、皮下の血管や神経を傷めてしまう可能性もありますので、痛みを感じない程度に行いましょう。
これらの方法ですべて解決できるわけではありませんが、横顔の印象を改善するには役に立つはずです。
横顔ブスのいくつかは、審美歯科で解決できる
横顔のフェイスラインを根本的に解決するには、やはりクリニックでの治療が確実です。中でも歯並びが原因である場合、審美歯科・矯正外科での治療で解決することができます。
・出っ歯の矯正
横顔ブスになっている原因が出っ歯だという場合、前歯を矯正するだけでも、かなり印象が違ってきます。また、口元全体が前に突き出た「口ゴボ」も、前歯の矯正である程度改善される可能性があります。
・歯並びの矯正
例えば八重歯などは、正面から見たときと横から見たときとでは、イメージがかなり変わります。歯並びのせいで横顔の印象が悪くなっている場合、抜歯あるいは矯正で整えることで、解決できる可能性があります。
歯科矯正は時間がかかり、しかも費用はケースバイケースで100万円以上になることもあります。矯正によって希望の結果が得られるかどうか、費用はどれくらいになるのか、まずは歯科医に相談してみるといいでしょう。
横顔ブスを解決する美容整形メニュー
多くの容姿の悩みを解決してくれる美容整形クリニック。ここなら、横顔の悩みの多くを解決することができるでしょう。すでにお話ししたように、横顔の印象を決定付けるのは鼻から口、顎にかけてのEラインです。ここを美容整形で整えれば、正面だけでなく横顔までも美しい「全方位美人」になることも夢ではありません。
・鼻の整形
鼻を今以上に高くするほか、鼻筋を通す、鷲鼻・段鼻を修正する、鼻の頭をシャープに尖らせる、鼻先を下・上に向けるなど、さまざまなメニューが用意されています。軟骨を削ったりプロテーゼを入れたりといった本格的な手術のほか、注射を1本打つだけのプチ整形メニューもあります。費用は内容によって違いますが、安い施術なら数万円から、メスを使うような外科手術なら20~60万円ほどかかります。
・顎の整形
長い顎の骨を削って形を整えるという手術のほか、逆に「引っ込んで見える顎を前に出す」という手術もあります。これも、費用は手術内容によりけりで、顎形成の手術であれば5~40万円前後です。ただし、「フェイスリフトによる二重顎の解消」や、「セットバックによる口ゴボの解消」など、100万円以上の高額なメニューもあります。
・口元の整形
美容整形で行う口元の治療は「唇を薄くする・厚くする」「突き出た唇を切る」などの手術です。10〜20万円前後が多いですが、状態によって手術法が変わることもありますから、それとともに費用も上下することになります。
このほか、豊富なメニューによって悩みの解決を図れるのが美容整形のメリットです。
とはいえ、美容整形は医療行為ですから、どれほど小さくてもリスクはあります。また、どのような治療がベストなのかは、その人によって違います。信頼できるクリニックを見つけ、カウンセリングをしっかり受けて、不安や疑問を解消した上で治療を受けるようにしましょう。