自然な末広二重になる方法は?自力でもできる?
腫れぼったく見えたり、暗い印象を持たれたりしがちな一重まぶたや奥二重…。日本人に最も似合うと言われる自然な「末広二重」にするには、どんな方法があるのでしょうか?
末広二重って、どんな二重まぶた?
二重まぶたには、主に2つの形があります。
・末広二重
末広二重とは、目頭から目尻にかけて、徐々に二重の幅が広がっている二重のことです。目頭を覆う「蒙古ひだ」が発達している日本人の二重は、大半がこの末広二重。末広二重は、日本人の顔に最も似合う自然な二重だと言われています。
・平行二重
平行二重とは、目頭から目尻にかけての幅が同じ二重のことです。西洋人に多い二重で、日本人には少ないと言われています。西洋人やハーフの人のように目をぐっと大きく見せたい人や、派手な顔立ちを好む人には「幅の広い平行二重」が、華やかながら優しい印象を持たせたい場合は、「幅の狭い平行二重」が向いているでしょう。
一重まぶたや奥二重から、自力で末広二重を作る方法とは?
自力で末広二重を作る方法は、主に「二重のラインを癖づけする」「メイクで二重に見せる」「まぶたのむくみを解消する」の3つです。
(1)二重のラインを癖づけする
専用のアイテムを使って、二重のラインを作ります。使い続けているうちに二重のラインに癖がつき、二重が定着していきます。
【アイテム1】アイプチ
二重のラインを作る専用の「のり」です。二重を作るラインを決めたら、そこにアイプチを塗り、二重を固定します。メイク感覚で手軽に使え、“好みの二重ラインが作れる”と人気です。
【アイテム2】アイテープ
二重のラインを作る専用の「テープ」です。まぶたに貼って、二重のラインを固定します。貼るだけなので、アイプチより手軽。片面タイプと両面タイプがあります。
【アイテム3】メザイク
アイテープの進化版とも言えるのがメザイクです。細い糸のような形状をしていて、ストレッチファイバーでできています。まぶたに食い込ませるように貼ることで、二重の溝を作ります。好みの形が作れて、目立ちにくいのが特徴です。ただし、上手に貼るにはコツが必要です。
(2)メイクで二重に見せる
メイクで陰影をつけることで、二重まぶたに見せることができます。アイプチなどのアイテムを使うより手軽で、まぶたを傷つける心配もありません。
【STEP1】二重のラインを作りたい部分に、アイライナーで薄く線を引きます。
【STEP2】目の際からアイライナーで引いた二重ラインまで、アイシャドウで埋めていきます。
【STEP3】最後に、STEP1で引いた線をアイライナーでなぞります。
(3)まぶたのむくみを解消する
まぶたがむくんでいることで、二重の幅が狭くなっていることも考えられます。まぶたはむくみが出やすい場所なので、むくみを解消するケアを行いましょう。
蒸しタオルと冷たいタオルでむくみを解消する
【1】 蒸しタオルを3分間、まぶたに乗せます。
【2】 次に冷たいタオルを1分間、まぶたに乗せます。
※1と2を2~3回くり返しましょう。
簡単マッサージでむくみを解消する
【1】 目頭の上のくぼみ(骨の際)に薬指の腹を引っかけます。薬指を少しずつ目尻に移動させながら、押します。5回程度くり返します。
【2】 目頭の下のくぼみ(骨の際)に薬指の腹を引っかけます。薬指を少しずつ目尻に移動させながら、押します。5回程度くり返します。
【3】 こめかみを、中指で5回程度押します。
美容整形で末広二重になるには?
二重まぶたの形成術は、美容外科で最もポピュラーな施術のひとつです。クリニックによってさまざまな呼称がありますが、術式は主に「埋没法」「部分切開法」「全切開法」の3つです。
(1)埋没法
二重のラインを数ヶ所、糸で固定する方法です。まぶたが薄い人や、末広二重を希望している人に向いています。メスを使わないので手軽な上、気に入らない場合は元に戻すことができます。ただし、糸がとれて元に戻りやすいというデメリットもあります。
(2)部分切開法
二重にするラインの一部分を切開し、縫い合わせる方法です。末広二重と平行二重のどちらを作るのにも適していて、効果は半永久的です。ただし、埋没法と比べると、手術後の腫れが大きいのはデメリットと言えます。
(3)全切開法
目頭から目尻まで、二重にするラインをすべて切開し、縫い合わせる方法です。デザインメイキングが自在で、希望する二重まぶたを作ることができます。また、まぶたが厚く腫れぼったい人の場合は、同時に脂肪を取り除くこともできます。もちろん効果は半永久的。ただし、手術後の腫れが大きいのはデメリットと言えるでしょう。
美容整形で末広二重にするときの注意点
ひとくちに末広二重と言っても、「どんなラインで」「どんな幅の末広二重が似合うのか」は、一人ひとりの目元の形や顔全体のバランスによって変わります。あなた自身は末広二重を希望していても、平行二重のほうが似合うこともあるでしょう。
美容外科でカウンセリングを受ける際は、ぜひ、あなたの希望を伝えるだけでなく、“あなたに似合う二重の形”もドクターに相談してみてくださいね。
場合によっては、まぶたの脂肪除去や、目頭切開を同時に受けたほうが、より美しい二重まぶたになれるというケースもあります。
まとめ
末広二重を作るには、アイプチなどのアイテムを使って二重のラインを癖づけする方法、メイクで二重に見せる方法、むくみを取る方法など、自力でできることがたくさんあります。自力で頑張ることや、その効果に限界を感じた場合は、美容外科に頼るのもOK。その場合は、ぜひ複数のクリニックでカウンセリングを受けてみてください。