自分に合う二重幅の見つけ方。自然できれいな二重まぶたになるには?
二重の幅が広いほど、かわいくなれると思っていませんか? でもそれ、実は違うのです。よかれと思って二重の幅を広くしたら、「かえって目が小さくなった」「眠そうな印象の目元になった」という声も。果たして、自分に似合う二重の幅って……?
まずは、二重まぶたの“形”と“幅”について知ろう
二重まぶたの形には、大きく分けて2つのタイプがあります。
末広二重
目頭から目尻にいくにつれて、徐々に幅が広がっているタイプの二重
・目頭を覆う「蒙古ひだ*」が発達している日本人に多い
・日本人の顔立ちに最も似合う自然な二重と言われている
・やや控えめな印象
※蒙古ひだとは、目頭から上まぶたにかけてかぶさっている皮膚のことです。
平行二重
目頭から目尻にかけての幅が同じタイプの二重
・欧米人に多い二重で、日本人には少ない
・幅を広くすると、目元がくっきりし、派手な印象になることが多い
・幅を狭めにすると、華やかながらも落ち着いた印象になることが多い
二重まぶたの“幅”
二重まぶたの幅の測り方は、主に下記の2つです。
二重の幅の測り方
目頭から目尻にかけての幅が同じタイプの二重
1.“目を開けた状態”で、まつげの根元から二重の折り返しラインまでの幅
2.“目を閉じた状態”で、まつげの根元から二重の折り返しラインまでの幅
ただし、目を閉じたときの二重の幅が同じでも、目を開けたときの二重の幅が同じになるわけではありません。目を開けたときにどれだけ二重が折り込まれるかによって、目を開けたときの二重の幅は変わります。
目を開ける力の強い人は、その分、二重が深く折り込まれるので、目を開けたときの二重の幅は狭くなります。逆に目を開ける力の弱い人は、二重の皮膚の重なりが浅くなるので、目を開けたときの二重の幅は広くなります。
また、同じ目を開いた状態でも、どの角度から見るのかによって幅の見え方は変わってきます。
二重の幅の見え方の違い
・水平にして見たとき ⇒ 本来の二重の幅
・顎を引いて上目遣いにしたとき ⇒ 二重の幅は狭く見える
・顎を突き出して上から下を見るようにしたとき ⇒ 二重の幅は広く見える
よって、二重の幅を考えるときは、目を開いた状態で、かつ視線を水平にする必要があります。
自分に似合うきれいな二重まぶたとは?
どんな二重まぶたが似合うかは、人によって違います。最近は、モデルの影響などもあり、「幅広の平行二重」が人気ですが、幅広の平行二重にすれば誰もがかわいくなれるわけではありません。同じ二重の形、幅であっても、目の形やまぶたの厚み、顔立ちなどによって、目元の雰囲気はまったく異なったものになります。つまり、「こんな形がいい」「これくらいの幅がいい」と一概には言えないのです。
さらに、目を開く力が「強いか」「弱いか」も重要な要素です。
せっかく幅広の平行二重にしても、目を開く力が弱い人の場合は、黒目が見える割合が減り、目が小さくなったように見えてしまったり、眠そうな印象の目元になったりすることも…。
二重の“形”と“幅”をシミュレーションしてみよう
では、どんな形や幅の二重まぶたが自分に似合うのでしょうか? それを知るために、アイプチなどについているプッシャーを使ってシミュレーションしてみましょう。簡単にいろいろな二重まぶたを試すことができます。
また、美容整形を視野に入れているなら、美容クリニックのカウンセリングに行ってみるのもいいでしょう。ブジーという針金のような器具で、手術後の形や幅をいろいろにシミュレーションしてくれます。
自分に似合う二重まぶたを自力で作るなら…
自分に似合う二重まぶたは見つかりましたか? ここからは、その二重まぶたを自力で作る方法をご紹介します。
グッズを使って「二重の形を作る」「二重の幅を広げる」
末広二重を作る方法
1.目頭から目の中央にかけて、二重のラインを作りたい部分にアイプチやアイテープをつけます。
2.目を閉じた状態で目の中央をプッシャーで押さえ、目を開きます。
3.目尻を中心に二重の幅を整えます。
平行二重を作る方法
1.目頭から目尻まで、二重のラインを作りたい部分にアイプチやアイテープをつけます。
2.目を閉じた状態で目の中央をプッシャーで押さえ、目を開きます。
3.全体的に二重の幅を整えます。
メイクで二重の幅を広く見せる
【ポイント1】アイシャドウ
使うのは、淡い色を1色だけ。おすすめは肌なじみのいいベージュやゴールドなどです。何色も重ねてグラデーションにしたり、濃い色を塗ったりすると、二重の幅が狭く見えることがあるので注意して。
【ポイント2】アイライン
アイラインは、細く引くのが正解。太く引くと二重の幅が狭く見えてしまいます。
【ポイント3】まつげ
カールして上げすぎると、二重が隠れてしまい、幅が狭く見えてしまいます。カールは軽めにするか、カールさせずにそのままマスカラを塗るだけにしましょう。マスカラは、濃く塗りすぎないようにして。
美容整形をするなら、カウンセリングをしっかりと
美容クリニックに行けば、さまざまなタイプの二重まぶたを作ることができます。
美容整形で作れる二重まぶたの例
さりげない「奥二重」にする
日本人になじみのいい「末広二重」にする
華やか、かつ落ち着いた印象の「幅の狭い平行二重」にする
バッチリ派手な印象の「幅の広い平行二重」にする
美容整形で、自分に似合う二重まぶたを作るためには、何より事前のカウンセリングが大事です。以下は、カウンセリングで押さえておきたいポイントです。
【チェック1】仕上がりのイメージを医師とすり合わせる
大切なのは、自分に似合う二重まぶたを作ること。そのために、何度もシミュレーションしてもらったり、自分の希望に近い人の写真(ネットの画像や雑誌の切り抜き)を見せなりして、自分と医師の間で“仕上がりのイメージ”を徹底してすり合わせておきましょう。
また、現在は幅広の平行二重が流行ですが、何年か経ったら古くさくなることも考えられます。ですから、ある程度は流行も大事ですが、“ナチュラルであること”も忘れないようにしたいものです。
【チェック2】美容整形前に、手術方法ごとのリスクやダウンタイムを理解する
どんな美容整形にもリスクやダウンタイムはつきものです。二重まぶたの手術も例外ではありません。結果に満足し、後悔しないようにするためには、自分がどのような手術を受けようとしているのか、それにはどのようなリスクがあり、どのようなダウンタイムが予想されるのかを事前にしっかり理解しておく必要があります。
二重まぶたを作る方法は、主に下記の3つです。
1.切開せず、糸で留めるだけの「埋没法」
2.部分的に切開する「部分切開法」
3.全体を切開する「全切開法」
※クリニックによって施術名は異なります。
また、目の形や皮膚の厚みなどによっては、下記のような手術が追加されることもあります。
・蒙古ひだを取り除く「目頭切開」
・目尻を長くする「目尻切開」
・目の開きをよくする「眼瞼下垂手術」etc.
以下は二重まぶたの手術で考えうる主なリスクです。
・予想していたより二重の幅が狭く、満足感がない
・予想していたより二重の幅が広く、自分に似合っていない
・二重の幅が広すぎて、まぶたが重く見える
・二重の幅が広すぎて、眠そうに見える
・二重の幅が広すぎて、目が小さく見えるようになった
・目の開きが悪くなった…etc.
個人差もありますが、一般的には切開する範囲が広ければ広いほど、ダウンタイムが長くなります。
・どのくらい腫れたり、内出血が起こったりするのか?
・腫れや内出血は、どのくらいの期間で引くのか?
・いつからアイメイクやコンタクトレンズの使用が可能なのか?
・いつからまつげエクステを着けられるのか?
・いつから洗顔やシャワー、入浴が可能なのか?
・いつから仕事ができるのか?
・いつから運動しても大丈夫なのか?
・いつからエステやマッサージを受けていいのか?
美容整形であれば、二重の幅を“狭くする”ことも可能
ここまで主に、二重の幅を広くする方法をご紹介しましたが、実は美容整形であれば、二重の幅を狭くすることも可能です。「生まれつきの二重の幅が広すぎる」「二重の手術を受けたけれど、幅が広すぎる」という人は、一度、美容クリニックに相談に行ってみるといいでしょう。
まとめ
一般的には「二重の幅が広い=かわいい」というイメージですが、実際はそうではありません。どんな形や幅が似合うかは、人それぞれ。流行にとらわれず、自分に似合う二重まぶたを見つけてくださいね。