老け顔へまっしぐら!まぶたのくぼみの原因と改善方法

老け顔へまっしぐら!まぶたのくぼみの原因と改善方法

まぶたがくぼんでいると、一気に老けて見えます。多くの人は、「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめているのではないでしょうか? でも、まぶたのくぼみの原因は加齢だけではありません。だから、原因を知って正しくケアすれば、改善できるんです!

くぼんだまぶたが与える印象とは?

「目は口ほどにものを言う」とも言われるように、目は顔のどの部位よりも印象の強いパーツです。そんな目の上がくぼむと、くぼんだ部分が影をつくり出すため、顔全体に疲れた印象を残します。それが、老け顔の原因となってしまうのです。

では、なぜまぶたはくぼんでしまうのでしょうか?

まぶたのくぼみの原因とは?

もともとまぶたは多少くぼんでいるものですが、そのくぼみが目立つようになるのには、主に4つの理由があります。

【理由1】眼瞼下垂(がんけんかすい)

放っておくと筋肉は、年齢を重ねるとともに衰えます。目の筋肉もしかり。目の筋肉の中でも、まぶたを開く筋肉(眼瞼挙筋(がんけんきょきん))が衰えると、まぶたが下垂して開きにくくなります。これを「眼瞼下垂」と言います。

まぶたの開きが不十分だと、目をしっかり開けようとして筋肉が必要以上に縮み、まぶたのふくらみをつくっている脂肪(眼窩脂肪(がんかしぼう))が奥へと引き込まれます。そのため、まぶたがくぼみます。

また、まぶたの開きが不十分だと、目を開けるために無意識に眉毛を上げるため、眉毛と目の間が広がって、余計にまぶたがくぼんだように見えます。

さらに、下記のような人はまぶたが下垂しやすいので注意が必要です。

・コンタクトレンズ(とくにハードタイプ)を長期使用している人
・目を酷使する仕事の人
・目をこする癖のある人
・逆さまつげの人
・白内障の手術をした人

【理由2】眼窩脂肪(がんかしぼう)の減少

眼窩脂肪(まぶたのふくらみをつくっている脂肪)は、年齢を重ねるとともに減少します。そのため、皮膚が眼球や骨格に沿って落ちくぼみ、まぶたがくぼんでしまいます。瘦せている人は、特にこの症状が顕著に現れやすいでしょう。

【理由3】まぶたの皮膚のハリ不足

皮膚のハリはコラーゲンによって保たれていますが、年齢を重ねるとともにコラーゲンが減少することで、他の部位同様、まぶたの皮膚もハリを失っていきます。これが、まぶたのくぼみの原因に。また、膚のハリを失わせるもうひとつの原因が、乾燥です。とくにまぶたは皮膚が薄く、皮脂量も少ないため、乾燥の影響をダイレクトに受けやすいのです。

【理由4】目の周りの血行不良

目の周りの血流が悪くなると、目の下にクマができるのはよくご存じの通り。これと同じく、目の周りの血流が悪い状態が継続すると、目の上にも栄養が届かないため、目の上の筋肉や脂肪、皮膚が衰え、次第にまぶたがくぼんでいきます。眼精疲労や睡眠不足は、目の周りの血行不良の大きな原因となるので、注意が必要です。

正しいケアで、まぶたのくぼみを改善しよう

見た目を一気に老けさせる目の上のくぼみ。でも、原因を知って正しくケアすれば、徐々に改善していくことができます。

【ケア1】まぶたの筋肉を鍛える

眉毛を上げ、額の筋肉を使って目を開閉していると、まぶたの筋肉が衰えてしまいます。そうならないために、意識してまぶたの筋肉を使いましょう。

まぶたの筋トレ 5回1セット×1日2~3回

1.眉毛を上下に動かさず、そのままの位置でキープさせるようなイメージで、額を両手でそっと押さえます。

2.眉毛が動かないよう意識しながら、ゆっくり目を開けます。目をしっかり見開き、5秒キープしましょう。

3.ゆっくり目を閉じて「1」に戻ります。5回くり返しましょう。

【ケア2】まぶたを保湿する

まぶたは皮膚が薄く、皮脂量も少ないため、とても乾燥しやすい部位です。化粧水をコットンに含ませて、3~5分程度目の上に貼りつけておいたり、アイクリームをまぶたにしっかり塗るなどして、他の部位よりプラスαの積極的な保湿ケアが必要です。

【ケア3】目の周りの血流をよくする

目の周りの血流が悪いということは、目の周りが冷えているということ。血流をよくするには、温めるのが一番です。ホットタオルや市販のホットアイマスクを利用したり、何もないときは、手のひらの熱を伝えるようなイメージで、手のひらを乗せるたけでもOKです。

また、眼精疲労も血流悪化の一因になるので、目が疲れないようにすることと、目の疲れをしっかりとる習慣を身につけることも大事です。

美容整形でまぶたのくぼみを解消するなら…?

目の上のくぼみは、美容整形で解消することもできます。目の上がくぼんでいる原因別に、さまざまな施術法があります。

■眼窩脂肪の減少が原因の場合

【1】ヒアルロン酸を注入する(費用の目安:5万円~)

目の上のくぼみにヒアルロン酸を注入して、ふくらませます。

メリット

・メスを使わず、注射だけなので手軽。
・注射したその瞬間から、くぼみがふっくらふくらむ。

デメリット

・直後は腫れや内出血が出ることがある。
・ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に吸収されるので、半年程度しか効果が持続しない。

【2】脂肪を移植する(費用の目安:25万円~)

体の別の部位から採取した脂肪を、目の上のくぼみに注入して、ふくらませます。

メリット

・ヒアルロン酸と違い、定着した脂肪は長持ちする。

デメリット

・脂肪を採取する必要がある。
・直後は腫れや内出血が起こることがある。
・注入した脂肪の一部は、定着せずになくなってしまう。
・注入した脂肪の一部が、固まってしこりになってしまうことがある。

■眼瞼下垂が原因の場合

眼瞼下垂手術をする(費用の目安:両目4万円前後(保険適用)両目20万円~(自費診療)

眼瞼挙筋を縫い縮めることで、まぶたを開きやすくします。

メリット

・まぶたが開きやすくなる。
・視界が広がる。
・目が大きくなる。
・自然と二重まぶたになることがある。
・眼瞼下垂を解消するのと同時に、二重まぶたをつくるができる。
・肩こりや頭痛が改善されることがある。
・保険が適用される場合がある。

デメリット

・眼瞼挙筋を縮め過ぎると、目が大きくなるのを通り越し、不自然なぎょろ目になることがある。

上記以外にも、ボトックス注射や、二重の手術をすることで、まぶたのくぼみが改善されることもあります。

美容整形をする際の注意点

美容整形は劇的な効果が得られる反面、リスクもあります。事前のカウンセリングでは、仕上がりのイメージについてドクターとしっかり話し合っておくのはもちろん、

・ 自分のまぶたがくぼんでいる原因は何なのか
・ 自分が受けようとしている手術は、くぼみの原因をどう改善するのか
・ 自分が受けようとしている手術はどんな方法で行われるのか
・ 手術後は腫れや内出血があるのか
・ それが引くまでに何日かかるのか
・ 普通にアイメイクできるようになるまでどのくらいかかるのか

などをしっかり理解しておく必要があり、決して、安易に考えてはいけません。

まとめ

いかがでしたか? 目の上のくぼみの原因は加齢のほかにもあり、原因ごとにさまざまな対処法があることがわかりました。セルフケアでいくもよし、美容整形に頼るもよし。自分に合った方法で、老け顔の原因になる目の上のくぼみを解消してくださいね。