平行二重になる方法のまとめ!蒙古ひだがあっても末広二重でも、平行二重になれる?
ここ数年の二重まぶたのトレンドは、圧倒的に「平行二重」。蒙古ひだが発達している日本人の二重の多くは「末広二重」だと言われているけれど、平行二重にすることはできるのでしょうか? 検証していきましょう。
平行二重って、どんな二重まぶた?
女性の多くが憧れる二重まぶた。ひとくちに二重まぶたと言っても、現在のトレンドの平行二重をはじめ、大きく分けて3つの種類があります。
(1)平行二重
目頭から目尻にかけての幅が同じです。欧米人に多く、日本人には少ないと言われています。同じ平行二重でも、幅の広さによって印象が変わります。
幅が広い場合の印象 ⇒ 目がぱっちり大きく見える、ハーフっぽい
幅が狭い場合の印象 ⇒ 目が程よく大きく見える、ナチュラル
(2)末広二重
目頭から目尻にかけて、徐々に二重の幅が広がっています。蒙古ひだが発達している日本人の二重の大半は、末広二重だと言われています。
印象 ⇒ 日本人の顔立ちになじんで自然
(3)奥二重
二重の幅が非常に狭く、二重の幅全体にまぶたが覆いかぶさっています。そのため、よく見ると二重であることがわかりますが、パッと見だけだと、一重に見えることがあります。
印象 ⇒ 和風美人、クールビューティー
蒙古ひだが発達していると、末広二重になりやすい?
「蒙古ひだ」とは、目頭を覆っているひだ状の皮膚のことで、日本人を含む黄色人種に多く見られます。欧米人にはありません。
蒙古ひだが発達していると、目頭側の二重の部分が蒙古ひだで隠れてしまうので、平行二重よりも末広二重になりやすいと言われています。日本人の二重の多くが末広二重なのは、そのためです。
では、蒙古ひだがある場合は、平行二重にすることはできないのでしょうか? 決してそういうわけではありません。日本人でも蒙古ひだが少ない人は、自然と平行二重になります。また、さまざまな方法で平行二重にすることは可能です。
セルフケアで平行二重にする方法とは?
セルフケアで平行二重になる方法は、主に「(1)専用アイテムを使って、平行二重のラインを癖づけする」「(2)メイクで平行二重に見せる」の2つです。
(1)平行二重のラインを癖づけする
二重まぶたをつくる専用のアイテムを使って、平行二重のラインをつくります。基本的にはそのアイテムでまぶたを貼りつけているときだけ平行二重になるというものですが、一定期間、コンスタントに使い続けることで、平行二重のラインが定着してきます。ただし、まぶたの皮膚はとてもデリケートなので、強く押したりこすったりすることのないよう気をつけましょう。
アイテムのご紹介
・アイプチ
二重のラインをつくる液体状の「のり」です。まぶたに塗って、二重のラインを固定します。
・アイテープ
二重のラインをつくる「テープ」です。まぶたに貼って、二重のラインを固定します。片面タイプと両面タイプがあります。
・メザイク
細い糸のような形状をしているストレッチファイバーです。まぶたに食い込ませるように貼って、二重をつくります。目立ちにくいのが特徴ですが、上手に貼るにはコツがいるので、上級者向けと言えます。
平行二重のつくり方
(1)平行二重で、好みの二重の幅になるように、二重のラインを決めます。
(2)二重のラインをつくる部分に、まぶたの端から端(目頭から目尻)まで専用アイテムを塗るor貼ります。
(3)目を閉じた状態で黒目の上をプッシャーで押さえ、目を開きます。プッシャー強く押しすぎないように。
(4)全体的に二重の幅を整えたら、完成です。
*継続は力なり! 約3カ月間、平行二重のラインが定着するまで毎日くり返しましょう。
(2)メイクで平行二重に見せる
まぶたにラインを描くこと(ダブルラインメイク)で、簡単に整形級の平行二重をつくることができます。顔と顔がくっつくくらいの至近距離で見れば「ラインを描いている」とわかりますが、普通に見ている分にはわかりません。
平行二重に見せるダブルラインメイクの方法
▼用意するもの
・淡いブラウン系のアイブロウパウダー
・淡いブラウン系のアイライナー
・ハイライトカラーのアイシャドウ
(1)アイホール全体に、ハイライトカラーのアイシャドウをのせます。
(2)平行二重で、好みの二重の幅になるように、二重のラインをつくる部分を決めます。
(3)二重のラインをつくるところに、アイライナーで黒目の上から目尻にかけてラインを描いていきます。
(4)次に、同じくアイライナーで、目頭から黒目の上に向けてラインを描いていき、2のラインとつなげます。
(5)2と3で描いたラインを、アイブロウパウダーで軽くぼかします。
(6)次に、同じくアイライナーで、目頭から黒目の上に向けてラインを描いていき、2のラインとつなげます。
(7)次に、同じくアイライナーで、目頭から黒目の上に向けてラインを描いていき、2のラインとつなげます。
番外編:まぶたのむくみを解消する
まぶたがむくんでいるために、二重の幅が狭くなっているのならもったいない話。むくみを解消するケアを行いましょう。
・温冷タオルでむくみを解消する
(1)蒸しタオルを3分間、まぶたに乗せます。
(2)次に冷たいタオルを1分間、まぶたに乗せます。
※1と2を2~3回くり返しましょう。
・エクササイズでむくみを解消する
(1)眉が動かないよう、額に手を当てます。
(2)目を大きく見開き、30回まばたきをします。
(3)額に当てた手を離し、5秒間思いきり目を閉じたら、思いきり目を見開きます。これを5回くり返しましょう。
・体を温める
体が温まると、血流がよくなり、むくみの原因となる老廃物が流れます。日ごろから運動したり、湯船につかるなどして、体を温める生活を意識しましょう。
理想の平行二重を目指すなら、整形という選択肢も
美容外科で、二重まぶたの形成術が行われているのはご存じの通り。医療の力を借りれば、頑固な一重まぶたであっても平行二重をつくり変えることができます。
クリニックごとにさまざまな施術名をつけていますが、術式は大きく分けると「埋没法」「部分切開法」「全切開法」の3つです。
【1】埋没法
糸で数ヶ所固定して、二重のラインをつくります。まぶたが薄い人や、末広二重を希望している人に向いています。
メリット
・メスを使って切開しないので、プチ感覚で受けられる。
・糸をとれば元に戻すことができる。
・手術後の腫れが少ない。
デメリット
・糸がはずれて、元に戻ってしまうことがある。
・平行二重にしたい人や、まぶたが厚い人には向いていない。
【2】部分切開法
二重にするラインの一部分を切開し、縫い合わせる方法です。まぶたの状態にもよりますが、基本的には末広二重と平行二重のどちらもつくることができます。
メリット
・まぶた全体を切開するのではなく、一部分の切開だけでOK。
・埋没法より、二重の幅を広くすることができる。
・まぶたが厚い場合は、同時に脂肪を取り除くことができる。
・脂肪を除去してまぶたが薄くなれば、より美しい平行二重になる。
・効果は半永久的。
デメリット
・埋没法と比べると、手術後の腫れが大きい。
【3】全切開法
目頭から目尻まで、二重にするラインをすべて切開し、縫い合わせる方法です。デザインの自由度が高く、希望する二重まぶたをつくることができます。
メリット
・しっかり幅の広い二重をつくることができる。
・まぶたが厚い場合は、同時に脂肪を取り除くことができる。
・脂肪を除去してまぶたが薄くなれば、より美しい平行二重になる。
・効果は半永久的。
デメリット
・まぶた全体を切開する必要がある。
・3つの方法の中で、手術後の腫れが一番大きい。
平行二重にするために、目頭切開が勧められることも
蒙古ひだのかぶさりが強い人の場合、二重まぶたの形成術だけでは平行二重がつくれないor平行二重はつくれるがとても不自然になることがあります。そんなときに同時に受けるよう勧められるのが、蒙古ひだを取り除く「目頭切開」です。
目頭切開をすることで、美しい平行二重をつくることが可能になります。また、目の横幅が広がるので、目がひとまわり大きくなります。ただし、目頭切開は左右の目の幅が近い人には向かないこともあります。
また、蒙古ひだはすべて取ってしまえばいいというものではありません。少し蒙古ひだを残したほうが、ナチュラルな美しさを実現できる場合も。
大事なのは、事前のカウンセリングでドクターをしっかり話し合うことです。
美容整形で平行二重をつくるときの注意点
美容整形で理想の平行二重を手に入れるには、しっかりカウンセリングを受け、ドクターと仕上がりのイメージをすり合わせておくことが何より重要です。
まずは、どのくらいの幅にしたいのか、あなたの希望をしっかり伝えましょう。その上でドクターから、あなたに似合う“幅”を提案してもらうといいでしょう。がっつり幅の広い平行二重にしたいと思っていても、まぶたの形や、まぶたの脂肪の厚み、顔立ちなどによっては、似合う幅や叶えられる幅が違ってくるからです。
もちろん、美容整形にはリスクやダウンタイムもつきものです。手術は、必ずデメリットまで含めて納得できた上で受けるようにしてください。
以下は、美容整形で平行二重にするときに考えうる主なリスクです。
・予想していたより二重の幅が狭い
・予想していたより二重の幅が広い
・二重の幅が広すぎて、眠そうな目元になった
・二重の幅が広すぎて、目が小さく見えるようになった
・出来上がった二重の幅が自分に似合っていない
・目の開きが悪くなった…etc.
以下は、美容整形で平行二重にする前に確認しておきたいダウンタイムです。
・どのくらい腫れるのか?
・腫れやどのくらいの期間で引くのか?
・何日間か、仕事を休む必要があるのか?
・何日間か、運動は控えたほうがいいのか?
・何日間か、飲酒は控えたほうがいいのか?
・いつから洗顔やシャワー、入浴が可能なのか?
・いつからアイメイクやコンタクトレンズの使用が可能なのか?
・いつからまつげエクステを着けられるのか?
・いつからエステやマッサージを受けていいのか?
まとめ
日本人は蒙古ひだが発達しているため、天然の平行二重の人は少ないのですが、それだけに平行二重への憧れが強いのかもしれませんね。ご紹介したように、セルフケアでも平行二重をつくることはできます。また、「毎日、自分で平行二重をつくるのは面倒」「スッピンのときも平行二重でいたい」という人は、美容整形を検討するのもいいでしょう。もちろん、美容整形にはリスクやダウンタイムもつきものです。受けるときは、そうしたデメリットまできちんと理解してからにしましょう。