鼻の付け根を高くしたい! 自力で鼻(鼻根)を高くして理想の鼻筋に
高くてスッとした鼻は美人の象徴。特に美しい横顔には欠かせないポイントです。
最近はテレビや雑誌でハーフの芸能人が多く活躍していることもあってか、外人のような高い鼻に憧れる女性も多くなっています。とはいえ、欧米人などと比較すると、日本人は平面的な顔で鼻も低め。特に鼻の付け根に高さがある人は珍しいようです。
鼻というのは骨でできていますから、生まれ持った形を変えるのは難しそうですが、何かいい方法はあるのでしょうか。
鼻の付け根部分を高くして、美しい鼻筋にする方法をまとめてみました。
鼻の付け根の高さの基準は?
鼻の付け根のことを「鼻根(びこん)」といいます。おでこの下の両目のあいだ、ちょうど鼻の骨が出始めている部分が鼻根となります。鼻の付け根が低いと、のっぺりした顔という印象を与えたり、ほかのパーツとのバランスによっては目が離れて見えたりします。しかしながら、高すぎない鼻がかわいらしい印象につながる場合もあるようです。「鼻が低い=ブス」などと考える必要はありません。
それでも鼻根が低いことをコンプレックスに感じる人は多いですよね。特に「シャープで大人っぽい印象に見られたい」という願望があれば、高くてスッとした鼻筋は必須のように感じるでしょう。ところで、鼻根の高さの基準はどの程度なのでしょうか?
美容整形の世界では、美についてさまざまな基準があります。代表的なものが「黄金比」ですが、こういった「美しく見える」パーツのバランスがあるのです。
鼻の付け根に関していえば、目頭から鼻根までの高さが10mm前後、額の高さと鼻根の高さ(鼻根のくぼみ)の差は4mm以下が美人に見える鼻の形の基準。
ということは、鼻根のくぼみが大きいと鼻が低くバランスが悪くなってしまいがちだということです。
鼻の付け根が低いと感じている人は、鼻根が額の一番高い部分から4mm以上くぼんでいる可能性が高いでしょう。
一口に「鼻の付け根を高く」といっても、ただ高くすればいいというわけではないことがおわかりいただけたでしょうか。バランスのいい美しい鼻に見せるためには、鼻の付け根に適度なくぼみが必要で、鼻根が額と同じ高さだと、確かに鼻は高いものの、バランスが少し崩れてしまう可能性があります。くぼみが大きすぎると美人に見えるバランスから外れてしまいますが、くぼみがないのも美しい鼻とはいえないようです。
自力で鼻の付け根を高くすることはできる?
では、理想の鼻に近づけるために、鼻を高くすることはできるのでしょうか?自力でできる方法のひとつとして、鼻のマッサージがあります。以下で、「鼻の歪みを解消してスッと通った鼻筋になるためのマッサージ」「小鼻をすっきりさせて鼻を細く見せるためのマッサージ」「鼻を高くするマッサージ」の3種類をご紹介します。
血行が良くなっているお風呂上がりなどにやるのがおすすめです。
鼻の歪み解消マッサージ
(1)中指と人差し指の2本を使って両手で鼻を挟み、くるくると温める。
(2)中指と薬指の2本で鼻を両側からプレスする。
(3)親指と人差し指で鼻をギュっとつまむ。
小鼻を細くするマッサージ
(1)人差し指を軽く曲げ、第二関節の部分で鼻の横を叩く。
(2)人差し指と中指の2本をそろえて小鼻の横にあて、ギュッとプレスする。
(3)そのまま少し上に移動させ、同じようにプレスする。
(4)最後に、人差し指と中指で鼻先を挟み、くるくると回すようにマッサージする。
鼻を高くするマッサージ
(1)中指と人差し指の2本を使って両手で鼻を挟み、くるくると温める。
(2)中指と薬指の2本で鼻をつまみ、前方向に引っ張る。
(3)徐々に指を上に滑らせながら、小鼻・鼻骨・眉間の順番で引っ張っていく。
鼻をマッサージするときには、強くこすったり引っ張ったりしすぎないように注意しましょう。強い摩擦は肌を傷付けてしまいます。
マッサージを毎日継続することで、少しずつ鼻の形を理想に近づけていけるでしょう。
また、実際に鼻の付け根の高さを変えるのは難しくても、メイクによって高く見せることは難しくありません。ノーズシャドウやハイライトを使えば顔に立体感を出すことができますので、「今すぐに顔の印象を変えたい!」という方は、ぜひ試してみてください。
鼻の付け根を高くする整形手術
早く、確実に鼻の付け根を高くしたいのであれば、整形で理想の鼻を手に入れるという手段もあります。美容整形にはさまざまな施術があり、どの施術を受けるかによって費用や効果、リスクなども異なります。
鼻の付け根を高くしたい場合に効果がありそうな施術を、ひとつずつご紹介していきましょう。
・ヒアルロン酸注射
注射器で鼻にヒアルロン酸を注入し、高さを出すという施術方法です。高くしたい箇所にピンポイントで注入することができるため、鼻根はもちろん、鼻筋や鼻先など、気になる部位に施術が可能です。ただし、ヒアルロン酸は時間が経つと体内に吸収されてしまうため、徐々に効果が薄れ、半年~1年ほどで元に戻ってしまいます。そのため、理想の鼻をキープするには、定期的に施術を受けなくてはいけません。
ヒアルロン酸注射の施術を受けた場合の腫れや痛みはほとんどなく、施術後すぐに普段どおりの生活を送ることができます。ヒアルロン酸は元々体内にある成分なので、拒絶反応やアレルギーの心配もありませんが、ヒアルロン酸を注入する際に肌の表面がでこぼこになってしまったり、不自然な高さが出てしまったりするケースもあります。医師の技術やセンスが重要になってきますので、クリニック選びは慎重に行いましょう。
費用は1ccあたり5~10万円が相場です。ヒアルロン酸の質によっては、さらに高額となる場合もあります。
・シリコンプロテーゼ挿入
希望した鼻の形にシリコンプロテーゼを形成し、鼻に挿入します。手術にあたっては鼻の穴の中を切開するため、傷跡は外からはわかりません。
施術時間は30分ほどで、入院の必要もありません。すぐに日常生活を送ることができますが、1週間程度は強い腫れがあります。個人差がありますが、完全に腫れが引くには3ヵ月~半年はかかるでしょう。また、プロテーゼがずれてしまう可能性があるため、半年間はうつ伏せ寝などの強い圧力がかからないように注意する必要があります。
手術費用は25~30万円ほどのクリニックが多いです。
体内に異物を挿入するため炎症などのリスクはありますが、現在の美容整形で使用されているシリコンプロテーゼは安全性が高くなっています。リスクを最小限に抑えるためにも、医師の説明をきちんと受け、術後の通院などの指示に従いましょう。
コンプレックスの解消は、焦らずコツコツと
マッサージにしろ美容整形にしろ、元々の自分の鼻の形をまったく無視した鼻にすることはできません。まずは自分の鼻に合った理想の形を見つけましょう。小ぶりな鼻は日本人女性らしく、親しみやすい印象を与えてくれることもあります。コンプレックスとして悩むのではなく、チャームポイントととらえられるといいですね。
その上で、どうしても鼻の低さが気になるという人は、改善方法を検討してみてください。どのような選択をするにしても、焦らずじっくり考えるのが重要です。手軽にできる方法を試しながら、美容整形をするかどうか検討してもいいでしょう。
美容整形手術を受けるか迷っている場合には、医師のカウンセリングをしっかり受けて、本当に自分に施術が必要なのかをよく考えましょう。確かに目に見える効果をはっきりと感じられる方法ではありますが、医療行為なので一定のリスクはありますし、整形手術を受けたからといってすべての悩みを完全に解決できるわけではありません。実際に施術を受けてから後悔することがないように、よく考えて決断してくださいね。