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みやねさん
55歳 / 女性

アンチエイジング対策にホルモン補充療法

アンチエイジング対策にホルモン補充療法を検討していますが、癌など副作用が心配です。特に副作用などはないんですか?足りない分を補うだけだから、体への悪影響は無いと思っていいんでしょうか?

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井上浩一 先生
アスク井上クリニック 院長

どのレベルでのホルモン補充なのかにもよります。一般のサプリとちがい、ホルモン作用は大きな恒常性(ホメオスタシス)の変化を起こしうるし、またホルモン感受性の癌があったりしますので、充分な検査をしつつ行う必要があります。
発癌性に関しましては、体内に生理的に存在するものを補充するだけなら、まず問題ないでしょうが、特に薬としての性ホルモンの大半は、自然界に存在しない分子構造をもっています。それらの副作用に関しては、至適量のバランスもあるため充分に解明されていません。
比較的安全性の高い方法としては、マスターホルモンと呼ばれる体のメタボリズムを規定する成長ホルモンと甲状腺ホルモンの元に、性ホルモンでは、DHEAやプレグネノロンの様な、前駆体(材料)を使うのがいいでしょう。前駆体は必要に応じて必要なだけ、生理的に存在するホルモンへと変換され使われます。加齢による生物学的活性の低下は、この材料が不足していることも一つの原因です。ただ、材料があってもマスターホルモンがないと効率良く利用されないと言うことです。しかしこのマスターホルモンは他のホルモン以上にホメオスタシスに影響しますので、これとて、定期的な検査を受けつつ使用します。
そこまでは、と思われるときには、前駆体のみによる方法をおすすめします。それと規則正しい生活でしょうか、実際成長ホルモンは昼間の太陽の光でメラトニン(体内時計の役目)が分泌され、それに伴って睡眠時に増加します。
また、自然界に存在するホルモン様物質で代替ホルモン(たとえば大豆イソフラボン)を使用すると、少なからず存在していた生体内のホルモンによる作用が妨害されたりしますので効果は思うほどあがりません。